こんばんわ。
電力会社社員ではありませんが、電話系の会社の社員です。
自分が勤務する電話会社もそうですが、電気や水道、通信などのライフラインもしくはインフラを提供している会社は、競合他社がほとんど存在しない、誰もがその会社のサービスを利用しなければ生活が成り立たないため、会社として一定の売り上げが事実上約束されています。このため、他の企業に比べるとお金儲けに対してガツガツしていないという印象があります。それが、”仕事が楽”というように映るのかもしれません。
誤解がないように書いておきますと、もちろん過酷な労働現場はどの会社にだってあります。
しかし、収益を上げるという会社の至上命題にかける熱意という意味では、安定収入を持っているこれらの会社では相対的にその熱意が低くなりがち...ということだと思います。
ついでに書いておくと、これらの会社にはもともと国有の会社が民営化した(もしくはそれに近い経緯をたどった)会社も少なくなく、それらの会社では国家公務員的な色合いが強く残っています。また、会社規模が大きく、よく組織化されているため組合が強く、組合が労働環境を守ってくれるので、良好な労働条件が守られる傾向にある、ということも言えるでしょう。
まぁ、逆に言えば抜きん出た能力があっても抜きん出た収入を得るのは難しいので、本当に優秀な人は実力で勝負できる純粋な民間企業に転職することも少なくありません。
要するに、仕事に何を求めるかだと思います。
プライベートを大事にしながらそこそこの収入を得て安定的に生きてゆきたいのであれば、悪い選択肢ではないと思いますが、お役所的な体質を退屈だと感じる人には向かないと思います。