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案件と事案の違い
案件と事案の違い 社内では、『案件』を使う方が多いのですが、時折『事案』の言葉も目にします。 どのように使い分ければいいのでしょうか。 宜しくお願いします。
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法律的に言うなら「事件」とは、請求・告訴・告発・起訴などの具体的な行動がなされて、法的な処理をする必要ができたものを指します。それ以前の検討段階にあるものは「事案」です。 例えば、道路で人が死んでいたとします。このとき「事件かもしれない」といいます。もし病気で倒れたのであって、誰も責任を負わない状況であれば、単なる「事案」であって事件ではありません。しかし、ある人が別の人を指して「この者が殺した」といって警察に訴えれば、それが真実かどうかという結論が出る前でも、訴えたという事実に基づいて警察は動くのですから「事件」です。 しかし、世間では、何となく「ことの重大さ」で区別して使っているようです。 また、警察内部で不祥「事件」が起きた場合、記者会見などでわざと「事案」と呼ぶことがよくあります。これは内部隠蔽体質からくるものです。 英語の case を「場合」と訳すか「事件」と訳すか、知識がないと間違えます。
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