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2次函数の極大・極小について
- 次の2次函数極大・極小についての問題について解説します。
- 与えられた2次函数を極大にする点と極小にする点を求める方法について説明します。
- ヘッシアンの公式を用いて極大・極小を判別する方法についても説明します。
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勾配ベクトルが零ベクトルになる点 (∂f/∂x, ∂f/∂y) = (0, 0) を求めたら、 次に、ヘッセ行列 ∂^2f/∂x∂x ∂^2f/∂x∂y ∂^2f/∂y∂x ∂^2f/∂y∂y を係数とする二次形式を平方完成するんですよ。 まず、 ∂f/∂x = (-2x-y+1)y = 0, ∂f/∂y = x(-x-2y+1) = 0 の連立方程式を解いて、 (x, y) = (0, 0), (0, 1), (1, 0), (1/3, 1/3)。 これらが、臨界点。 ヘッセ行列は、H = -2y -2x-2y+1 -2x-2y+1 -2x だから… (x, y) = (0, 0) のとき、H = 0 1 1 0 f の二次微小項は、0(dx)^2 + 2(dx)(dy) + 0(dy)^2 となるから、 平方完成して、= (1/2)(dx + dy)^2 + (-1/2)(dx - dy)^2。 この二次形式が非定値だから、(x, y) = (0, 0) は鞍点。 (x, y) = (0, 1) のとき、H = -2 -1 -1 0 f の二次微小項は、-2(dx)^2 + 2(-1)(dx)(dy) + 0(dy)^2 となるから、 平方完成して、= (-1/2)(2dx + dy)^2 + (1/2)(dy)^2。 この二次形式も非定値だから、(x, y) = (0, 1) も鞍点。 (x, y) = (1, 0) のとき、H = 0 -1 -1 -2 f の二次微小項は、0(dx)^2 + 2(-1)(dx)(dy) + (-2)(dy)^2 となるから、 平方完成して、= (-1/2)(dx + 2dy)^2 + (1/2)(dx)^2。 この二次形式も非定値だから、(x, y) = (1, 0) も鞍点。 (x, y) = (1/3, 1/3) のとき、H = -2/3 -1/3 -1/3 -7/3 f の二次微小項は、(-2/3)(dx)^2 + 2(-1/3)(dx)(dy) + (-2/3)(dy)^2 となるから、 平方完成して、= (-1/2)(dx + dy)^2 + (-1/6)(dx - dy)^2。 この二次形式は負定値だから、(x, y) = (1/3, 1/3) は極大点。 極値は、一個あった。