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=と≡の違い
こんにちは! 現在、某大学の情報科に通う大学生です。情報科学の授業を受け始め、集合論を勉強しているのですが、集合で使う=(例:A={1,2,3})と≡(例:φ≡{ },B≡{x;xは実数})の違いがよくわかりません。どっちの記号も同じ気がするのです!だからどの場面でどちらの記号を使っていいのかわかりません。教科書にはこのように書いてあったのですが、先生が黒板に書いたのは(A≡{1,2,3})だったのです。なんかわけがわからなくなりました。違いを教えてください。よろしくお願いしますm(_ _)m
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- zenin
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数学に於ける記号=、≡には明確な違いがあります。 =は本来そのもので例えば定義等に用いられます。通常A=Bならば(条件は少しありますが)AのところをBで置き換えても 同じになります。 それに対し、≡は似たようなものですがそのものではありません。A=B ⇒ A≡Bは成立しますが 逆のA≡B ⇒ A=Bは成立するとはかぎりません。 例1 p⇒qの対偶、≡ p⇒qですが p⇒qの対偶、= p⇒q は成り立ちません ( p⇒qの対偶、= (¬q)⇒(¬p)ですが )勿論 (¬q)⇒(¬p)、≡ p⇒q ですが (¬q)⇒(¬p)、= p⇒q ではありません。(大学入試センターはこのことが分かっていません。なさけない限りです。) 例2 長方形ABCDの対角線ACをひく。 △ABC=△ABCであり△ABC≡△CDAであるが △CDA∪△ABCは長方形ABCDCではあるが △CDA∪△CDA=△CDAで長方形ABCDとはならない(△ABC=△CDA ではないから) =は非常に強い条件ですが、間違った使い方度々なされます。 例えば不定積分 ∫2x dx = x^2 ∫2x dx = x^2 +1 従って x^2= ∫2x dx = x^2 +1 故に0=1 ここでは=ではなく ≡ を使うべきであるとおもいます。 また余談ですが △ABC≡△CDA⇒△ABC=△CDA の連想で≡のほうが=より強いと考え変数の入った式でいつでも=、を表すのに使用する人がかなりいますが、上記の⇒は正確にはメタのならばであり⇒と書くのは間違いです。 左辺の≡は幾何学の図形のシステムの話 右辺の=は数(又は面積)のシステムの話で異なり、システムを同一化してはなりません。 同じものを見ても見る立場によって異なります。
- tanakarakusamoti
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「Aを A=B により定める。」とか 「A=B とおく。」とかいう表現に相当するものが 「A≡B」です。 従って、=と≡は別物です。 数学的なお話の最初に ≡を用いて 「A≡{1,2,3}」 もしくは=を用いて 「A={1,2,3}とおく。」 と書いてあったら、読み手は 「これはこの先の話の前提となるものなんだな。頭の片隅に入れておこう。」 と思いますが、「A={1,2,3}」とだけ書いてあったら、読み手は 「どこからこれが導き出されたんだろう。」 と不思議に思います。
- tanakarakusamoti
- ベストアンサー率20% (13/62)
A=B の和訳は「AとBは等しい」 A≡B の和訳は「AをBで定義する」 この記号は数学的なお話の前提を作るときによく使われます. 集合論よりも大きなくくりの,一般的な数学の話です. 数学的な議論をする時に「=」は議論の途中で何回も出てくると思いますが, 「≡」は議論の最初の方にしか出てこないと思います.
補足
回答ありがとうございます! では=を使うのが一般的なのですか? AUB={x;xは実数}でもいいのですか?よろしくお願いします。