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純潔を是とする日本文学作品は存在しないのでしょうか?あるなら是非紹介して欲しいです…
こんにちは。 日本人女性の7割が結婚前に純潔を失うのを厭わないと言います。 となるとやっぱり文壇上では 「純潔を是とする」=「夢ばかり見ていて現実を見据えられていない、甘い」 となり、正文学作品とは世に認められないのでしょうか? もう本を読むたびに女の人が不倫したり他の男と歩いていたり男子学生を食い荒らしたり強姦されたりと、胸が痛いです… 私が甘いからでしょうか? 私が甘いから、私に合うような馬鹿げた文学が存在しないのでしょうか? もし私に合いそうなものがあれば、紹介していただきたいのです… 純潔の重要性を織り交ぜて描いてある小説はないでしょうか? 純潔を絶対肯定する作者の主張、思想、それらを示唆する程度でもいいですが、純潔を是とする方向でお願いします。 先ほど >本を読むたびに女の人が不倫したり他の男と歩いていたり男子~~。 と申し増したが、それを否定する方構成ならば、例えば強姦魔に復習する勢いだったりとかなら私は良いと思います。 真摯な文体のもの、ちょっと軽いタッチで描かれているもの、ほんわかしたもの、暗い雰囲気の物なんでも結構です。 ただし日本の作品というところだけは拘らせてください。 そもそもあれば、ですから… お願いします。
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三浦哲郎「忍ぶ川」 他にも思い出したら寄せさせて頂きますね。 只、、、 >日本人女性の7割が結婚前に純潔を失うのを厭わないと言います。 これは元々、日本の風土に「純潔」が無かったからだと思われます。 純潔を重要視する、と言う事は即ち、家制度の存続願望と言う、まあ、男性性側の都合を内包する一面があります。 古代の歌垣、嬥歌(かがい)の風習は、勿論古代の風習なのですが、 あの性に対する大らかさを、日本風土は近代迄持ち続けて来ました。 「愛」と「性」が一致している文化。 愛はそもそも、西洋の言葉であり、日本には無かった言葉です。 近代に入り、文明開化、富国強兵等を押し進めるにあたって、家制度の変貌と重要化。 所有権と言うものへの意識の高まりが、そうさせたのかも知れません。 落合恵子「レイプ」「セカンドレイプ」も、純潔とは何?と言う視点で読むと面白い作品かも知れません。
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- HANANOKEIJ
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heygibson さんのお探しの本が、大変貴重なものだと感じました。それゆえ、簡単に見つけてほしくありません。 日本文学全集が図書館にあります。司書に相談してください。 高校の図書館で、昭和10年代の新潮社の世界文学全集を開いたことがありました。文学作品の検閲で、×××と伏字になっている表現を復元する、暗号解読のスリルを味わいました。 直接表現してある、エロ小説より、どれほど興奮するか、想像してください。 さて、小説、文学でさがすのが困難でしたら、そういう教育を肯定している女子教育の学校をさがして、そこの教育者、図書館の司書に相談してください。 アメリカ合衆国では、純潔教育や妊娠中絶反対の大きな勢力があります。そちらの「教科書」「推薦書」をさがしてみてください。 「性教育」「純潔教育」「妊娠中絶」「産児制限」「家族計画」などで検索してみてください。 http://www.afpbb.com/article/life-culture/religion/2161930/1207405 最近、アメリカ合衆国で、健康保険の法律が成立したことと、関係があるのか、「欲望否定」「禁欲」などの本が出版されているようです。 事実は小説よりもエロい、なんてことがなければいいですが。「純潔教育」推進者が、処女の敵だったとか、しゃれにならない。
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- marumotan
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三島由紀夫の『潮騒』は如何でしょう? 肉体と精神の美しさを描ききった作品で、三島の代表作でもあります。
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- nellesik
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小説ではありませんが。 北村透谷の「処女の純潔を論ず」という評論がお求めの価値観に近いかと思います。 論文中で有名な一文は「もっとも愛好すべきは処女の純潔なるかな」…そこまで言うか…。 透谷に同調する作家・影響された作家を…と探していけば、小説でも見つかるかもしれませんね。 テーマがあからさまに「純潔=是」なのであれば、末尾の解説などに透谷の名が挙がっている可能性は大いにあります。 今までお読みになった小説についてですが、作中に無節操な女性が出てきても、それが純潔を否定しているとは限りません。 質問者様が「純潔絶対肯定」にこだわるのならば、いっそそのような小説を読むたびに読み替えてはいかがですか。 作者はこの女性を以て現代社会に警鐘を鳴らしているのだ とか、 この女性は幸福には見えない、なぜなら無節操だからだ とか。 もの書きはテーマを設定しているかもしれませんが、そこから何を読み取るかは読者の自由だと思います。いかがでしょうか。
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- kadowaki
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女性の、いわゆる貞操を題材にした小説となると、夏目漱石「それから」、芥川龍之介「お富の貞操」、志賀直哉「暗夜行路」、三島由紀夫「美徳のよろめき」等々、枚挙に暇がないぐらいに思い浮かびますが、「純潔を是とする」という小説となると、私には一冊も思い浮かびません。 その第一の理由は、「純潔」が明治以降に西洋から輸入されたキリスト教にもとづく性道徳ではあっても、日本の伝統的な美徳ではないからです。 第二に、明治以降は、小説中に敢えて「純潔」の美徳を訴えなくとも、文句なしに善であるという世俗道徳が普及したからです。 古来、多くの人々に愛読された小説・物語の類は、概して愚かな人間が挫折したり、懐疑したり、傷ついたり、苦悩しながら生きていく様子を描いたものが多いはずでして、疑う余地のない、超越的な価値規範に則って正しく生きられる人間、たとえば貞女の鏡のような女性を描いたものとなると、勧善懲悪小説や殉教譚に限られると思います。 >もう本を読むたびに女の人が不倫したり他の男と歩いていたり男子学生を食い荒らしたり強姦されたりと、胸が痛いです… う~ん、質問者さんは、たとえば新聞や週刊誌等で「不倫」なり、「強姦」なりの記事をお読みになるときと、小説中の出来事として「不倫」なり、「強姦」なりの描写をお読みになるときとでは、受ける印象が同じでしょうか?、それとも違うでしょうか? もし、違うとすれば、両者を比較してどこがどう違うのか?とお考えになってみませんか。 あるいは、たとえば女性が街中で裸体を晒せば公然わいせつ罪を犯したことになるのに、裸体をモデルにして描いたり、撮ったりした絵画や写真のあるものはどうして芸術作品として評価されうるのか?とお考えになってみませんか。 >純潔の重要性を織り交ぜて描いてある小説はないでしょうか? >純潔を絶対肯定する作者の主張、思想、それらを示唆する程度でもいいですが、純潔を是とする方向でお願いします。 もし、質問者さんがお望みの小説があったにせよ、それを本当の意味での文学作品、すぐれた言語芸術と評するのは難しいかもしれません。 すぐれた小説というのは、むしろ道徳的、世俗的、良識的な価値基準では否定、非難されがちな主題を扱ったり、こういう自明としか思えない価値基準に支配されていたがために見落としたり、軽視したりしがちな主題を掬い取るところにこそ、その重要な存在理由や価値があるわけで、これは優れた芸術作品ほどその鑑賞者に新たな発見の悦びを与えてくれるのと同じような事情だと思います。 以上、何ら期待に添える回答になりませんでしたことについてお詫びいたします。
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遅れましてすみません! ありがとうございました!
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