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ヂーゼル車規制に伴う軽油の行方
ヂーゼル車の規制が厳しくなり、ガソリン車への転用が勧められています。 ガソリンや軽油、灯油、重油等は、原油からある割合で生産されますので、軽油の使用量が減ればその分軽油が余るのみならず、ガソリンの使用量が増せばその分原油の使用量も増し、さらに軽油等が余る事になります。 ガソリンの使用率が増した場合、軽油やその他の燃料等はどう処理するのでしょうか。
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○軽油を重油に混合させて使うのでは・・・ ヨーロッパでは灯油はなくて、軽油と灯油を混ぜた形で軽油とし て、ディーゼル車等で使用しています。 軽油が余れば、重油と混合させて使うと思います。 ○ディーゼル車対策では、軽油の使用量は大きく減少しない。 現在のディーゼル車規制では、現在販売されているものに代替す れば、ディーゼル車は使えます。また、小さなものでも、2005 年くらいには、現在のディーゼル車規制に対応した自動車が販売さ れます。 現在のディーゼル車規制では、乗用ディーゼル車の減少を招くと は思いますが、ディーゼル車の大多数を占めるするディーゼル貨物 車を大きく減少させることはないでしょう。 なので、現在の環境対策は軽油の使用量を大幅に減少されること はないと思います。 (蛇足) 貨物のディーゼル車の台数は90年代後半から減っていますが、 それは不景気のためでしょう。また、1台あたりの走行距離は増え 距離×台数では、ここ数年は横ばいだそうです。 ○軽油の使用量を大きく左右するのは、税金。 とある大学の教授が「統計を見ると大部分がディーゼル車である 普通貨物自動車(大きな貨物自動車のこと)の走行距離が減ってい ないのに、軽油の使用量が減っている。これは燃費の向上では説明 がつかない。近年重油を混ぜた軽油の販売量が増えている可能性が ある。」と言ってました。 重油の税金が軽油より安いため、このようなことが起こります。 現在、燃料に関する税金の見直し作業が、環境省や経済産業省で、 行われていて、今後、ガソリンより税金の安い軽油の税金は、上昇 する可能性があります。その時、軽油の使用量は減少するかもしれ ません。
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- 9766
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”日本は石油業界とお役所の怠慢(多重課税による単価の上昇)のツケが今になってきてるようなものです。”このフレーズにとても共感しちゃいます。 石油業界は石油さえ売れればよいわけで、環境が悪くなろうが、トラック運輸業界が非難されようがおかまいなしです。 ○光興産なんかは、しっかり『社会に貢献する商品を目指す』と謳っているくせに、低硫黄商品は特別価格なんだから。(以前質問で載せました。) ボイラなどで液体燃料を使用する事業所は汚染負荷量附課金を課せられますが、本来、性状の悪いものを販売する石油会社がこれを負う義務があります。 ごめんなさい、話が逸脱しました。 軽油が仮にだぶついても、他の方がおっしゃるように、重油に混ぜて使っちゃいます。
お礼
回答ありがとうございます。 ”石油業界と役所の怠慢”は、本当に腹立たしいですね。 今、原子力発電所のトラブルで火力発電所がフル稼働ですので、だぶついた重油の調整に石油業界は内心大喜びなのではないでしょうか。これで不正軽油が多少減るかもしれません。 軽油を重油に混ぜるのはもったいないですね。今は、企業の自家発電が流行っているので、そこで消費してくれれば軽油としても本望でしょう。
- q-type
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脱硫軽油(精製工程が多くなりますので値上がりするでしょうけど)を使えば今より排ガス中の有害成分は減ります、ヨーロッパではカナリ前から脱硫軽油を使用してる国が割と多くなってます。 日本は石油業界とお役所の怠慢(多重課税による単価の上昇)のツケが今になってきてるようなものです。 ついでに言うと車より船舶に使われてる重油は全く規制がないので軽油の何倍も硫黄分が含まれてるのでそれらも見直す必要が有るように感じます あと一部の業者がディーゼルエンジンに重油を入れて走行してるのも問題が根深い事(過剰な値下げ競争)の表れかと思いますが・・・。(この場合軽油のみ脱硫しても問題が残ってしまいます)
お礼
回答ありがとうございます。 脱硫軽油については、本当に遅れていますね。数年前に行なわれた軽油税の値上げ分を活用していれば、とっくに解決している問題だと思います。トラック業界は、もっと怒るべきでしょう。 大型船舶の燃料は石油の残りカスですから、これも処分に困りますね。 重油を用いた不正軽油問題ですが、確かに価格につられて使用する方にも責任があるのですが、その重油の出所として、昨今の不況により工場のボイラー等の使用が減り、重油がだぶついた為、大手石油会社が横流ししたという説もあります。やはり使用比率が問題になりますね。
- ikadevil
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おはようございます。 私は、ガソリンと軽油の使用比率は今後も極端には変わらないにではと思います。 1.ディーゼル車が悪なのではなく、適正な排ガス処理がされてないことが悪である。 2.ガソリン車と比べて、ディーゼル車は二酸化炭素の排出量が少ない。 3.電気自動車、メタノール使用の燃料電池車、ガイアックスなどの、脱化石燃料化の流れもある。 以上の理由から、適正な排ガス処理装置の装着を前提に、ディーゼル車も生き残り(需要が増えれば装置の価格も下がるはず)、その後、脱ガソリンと脱ディーゼルが同時に進むのではないでしょうか。 まったくの素人の意見であり、また、ご質問の趣旨とずれているかも知れません。ご迷惑でしたらお詫びいたします。
お礼
回答ありがとうございます。 おっしゃるように、ガソリンと軽油の使用比率が極端に変わらなければ問題は起きないでしょう。 しかしながら、現状ではヂーゼル車が一方的に悪者にされています。排ガス装置の取り付けよりも、軽油その物の化学処理による脱硫処理等が最も効果的と思いますが、日本では遅れていますね。 ガソリン車のハイブリッド化による高燃費や、バイオヂーゼル燃料の活用等により、使用比率を調整しながら脱ガソリン、脱ヂーゼルを推進し、脱石油が達成できれば理想的ですね。
- dragon0777
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回答になるか解らないですけど、ディーゼル車自体は少なくなっても、やはり、大型トラックの数が減らない限り軽油が不必要になることはないのではないでしょうか? もし、余った石油などが出るのなら、多分それは、火力発電の資源にまわされるのではないかと思います。 これは、私的考えなので自信はありません。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに、不必要になることはないのでしょうが使用量の減少は確かでしょう。従って、出来てしまった軽油を貯蔵しておく所がなくなります。使ってしまわないとガソリンの生産が止まってしまいます。 火力発電の燃料に軽油を使うと、今度は重油が余りますね。やっぱり心配です。
お礼
回答ありがとうございます。 軽油を重油に混ぜて使うとありますが、具体的に何に使うのでしょうか?工場ボイラー等も、不況で重油その物の使用量が減っているみたいです(これが不正軽油の原因との説もある)。 乗用ヂーゼルは減っても、ヂーゼル貨物車が減らなければ確かに軽油の使用量もそれ程変化がないのかも知れませんね。 税金の問題は、ある意味ガソリン、軽油の使用比率の調整役を担って来たのだと思います。 使用比率を保ったまま、脱石油を目指すしかありませんね。