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1.031って何?
厚生年金額の計算にあたり、報酬比例部分の計算では1.031×0.985倍されているんですが、定額部分は0.985倍だけとなっております。0.985が物価スライドである、ということはわかるんですが、1.031とはどういうことなんでしょうか。ご教示ください。
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現在の報酬比例の計算方法は3つあります。平成6年改正水準による計算、平成12年改正水準による計算、平成16年改正水準による計算の3つです。 このうちもっとも金額が大きくなる平成6年改正水準による計算が用いられています。 これが、1.031×0.985です。 1.031は平成6年から平成10年までの物価変動率です。 (H6は+0.7%、H7は-0.1%、H8は+0.1%、H9は+1.8%、H10は+0.6%) 平成11年から平成13年の3年については特例によりマイナスの物価スライドは実施されないこととなりました。 (H11は-0.3%、H12は-0.7%、H13は-0.7% → 合計-1.7%) 平成14年からの-1.2%分は反映されてます。1.000-0.012=0.988 (H15は-0.9%、H16は-0.3%) 平成16年度に制度改正されマクロ経済スライドが導入されてます。この後は全国消費者物価上昇率だけを指標として改訂していません。 平成17年の-0.3%になったため、平成18年度以降は0.988-0.03=0.985を用いるようになっています。 定額部分については、平成6年基準の単価が1625円です。 で、1625×1.031=1676円が基本となって、それに0.985をかけることになっています。
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- alesis
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ちょっと誤記がありました。前の回答で、下記の部分の年がずれてました。修正しておきます。 ****************************************************** 平成14年からの-1.2%分は反映されてます。1.000-0.012=0.988 (H14は-0.9%、H15は-0.3%) ******************************************************
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- QWE008
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この質問を考えていると、忘れていた「年金」が少し思い出されてきました。 「定額部分にはなぜ、1.031を掛けないのか」という点について、もう少し追加して記載してみます。 0.985を掛けるときの定額単価は、「1,676円」を使用するかと思います。「1,676円」は平成12年の額です。したがって、「1,676円」に改めて「平成6年~平成10年までの5年間の物価変動率の累積」である「1.031」を掛ける必要はない(というか、掛けたらおかしい)、ということでしょう。 確か、定額部分は平成12年改正の5%削減の対象外だったのではないでしょうか。つまり、平成12年改正時、定額部分は、報酬比例部分と違って、「平成12年改正前の平成6年水準の年金額」と「平成12年改正後の平成12年水準の年金額」を丈比べするような複雑な経過措置は存在しなかったと思います。
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- QWE008
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ご質問は、年金の非常に複雑で難しい部分ですね。 自信ないのですが、ザックリと考えてみました。正確でない部分もあるかと思いますが、ご容赦下さい。 1.031を用いる計算式は、いわゆる「物価スライド特例水準」の年金額で、現在実際に支払されている年金額は、この計算式によると思います。もともとは、平成12年改正で本則上の年金額が5%削減されたのに伴い、従前額を保障するために経過措置として設けられたものと承知しています。 つまり、既得権を保護するために、平成12年改正後の本来の年金額と経過措置による平成12年改正前の年金額を丈比べして、多い方を支払っていたわけですね。 この計算の際に使用する再評価率は、本来の再評価率ではなく、「従前額保障用の再評価率」を使います。「従前額保障用の再評価率」とは、簡単に言えば、平成6年の水準の再評価率です。つまり、従前額保障用の再評価率から計算される年金額は、簡単に言えば、平成6年の年金額ということになります。 その額から、現在支払うべき年金額を計算するためには、平成6年~現在までの物価スライドを反映させなければなりません。 確か、1.031は、平成6年~平成10年までの5年間の物価変動率の累積かと思います。 また、0.985は、平成11年から現在までの物価変動率の累積だったと思います。なお、平成12年から平成14年まで(計△1.7%)は、物価スライドがマイナスだったにも関わらず据え置いていますので、本来の物価変動率から、0.017高い値ではなかったかと思います。
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- tadagenji
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特別支給の老齢厚生年金の計算式で 生年月日に応じた率で1.875~1.000の数値を取ります。 昭和21年4月2日以後は、1.000で、昭和2年4月1日以前は1.875です。 平成12年の改正から使うようになりました。
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ご回答いただきましてありがとうございました。
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