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ドレミファソラシド
当たり前のようにドレミファソラシドの音階を 受け入れていますが、この音階は他のものになる 余地があったのでしょうか。それとも人間にとって 必然的なものなのでしょうか。
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>人間にとって必然的なものなのでしょうか。 現在でも「ドレミファソラシド」以外の音階はたくさんありますよ。例えば、ガムラン音楽の 音階は、一オクターブを七等分した、少なくとも西洋音楽を聴きなれた者にすれば、 不思議な音階です。インドの音階は、二オクターブを幾つかに分けた非常に複雑な 音階を持っているそうです。また、五音音階などは、日本を含め、世界中に広範囲に 亙って広がっていますね。 西洋にだって、長音階のほかに、短音階があります。それ以前には教会旋法と言って、 ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド、それぞれを基音とする音階が存在しましたし、近代では、 全音音階や半音音階の他、作曲家によって様々の独自の音階が用いられました。 >この音階は他のものになる余地があったのでしょうか 「ドレミファソラシド」の原型は、前述の教会旋律です。これには、非っ常に簡単に言えば、 七つの音階があります(厳密には、違うんですけど)。つまり、「ドレミファソラシド」 「レミファソラシドレ」「ミファソラ・・・・・「シドレミファソラシ」。で、この内、「ドレミファソラシド」 (長音階)と「ラシドレミファソラ」(短音階)以外は、和声を作りにくいってことで、 近世以降は廃れてしまったのです。 さらに遡って、なぜ教会旋法のような音階の配列、つまり「ドレミ・・・・」「レミファ・・・・」 が確立したかというと、これは古代ギリシアのテトラコルドの音階から来ています。 この辺はここではとてもではなく説明できないものなので、省きますが、 要するに、古代ギリシアの音楽理論と、近世西欧の音階の選択がなかったならば、 「ドレミファソラシド」が基本的な音階になるということはなかったでしょう。 ただし、詳しいことは分かりませんが、5音音階と12音音階というのは、それなりに 普遍性というか、必然的に生まれる要素があるようです。多分、完全5度(2:3)、 または完全4度(3:4)の積み重ねだからだと思いますが。 それ以上のことは、やはりご自分で、音楽学の本をお読みになれば良いかと。 (理系音痴の私でも、それなりに分かるので、それ程難しくはありません)
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- taknt
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過去の質問も参考にしてみてください。 なお、見て わからないところがあったら補足してください。
お礼
ありがとうございました。
お礼
いっぱいあったけど今の音階に洗練されたということですか。 他にも音階が存在するとは知りませんでした。 そもそも一定の和音をどうして綺麗と感じるのでしょう。 ちょっと濁ったような和音を好む民族もいたりするのでしょうかね。 大変勉強になりました。