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プラスチック原料について
PS(ポリスチレン)にはHIPSとGPPSの2種類ありますが、HIPSの方が価格高いらしいのですが理由分かる方教えていただけませんでしょうか。 構造状の違いとかでしょうか。
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HIPSは、GPPSよりも耐衝撃性を向上させるために、スチレンモノマーの重合時にポリブタジエン等の添加しています。 よって、添加物あるし製法に1工程多くかかるため、一般のGPPSよりも価格がUPするのです。 ですが、実勢価格としてはキロ当たり数十円の差ですよ。
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- polymer1
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回答No.2
GPPSは、General Purpose Polystyreneの略で、日本語では汎用ポリスチレンと言われており、透明で、どちらかと言うと脆い樹脂です。言うなれば、無垢の材料です。 これに対し、HIPSは、High Impact Polystyreneの略で、No1の方が説明されて居るようにポリスチレンにゴム成分(ブタジエンゴム等)をポリスチレンの海に浮かぶ島のように複合化している樹脂です。従って、材料部分の価格差と複合化の費用が加えられて、HIPSの方が若干高い価格設定になっています。
質問者
お礼
ありがとうございます!大変分かりやすかったです! 今後も勉強させてください!
お礼
なるほど!ありがとうございます。 樹脂業界で働いてますが、こんな基本的な事も知りませんでした。 今後も勉強させてください。 ...ブタジエンということはHIはゴム臭が少しでもするんでしょうか!