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鏡についていろいろ
鏡(一般に売ってるような)について疑問に思ったことをいくつかあるのですが。 1、鏡って何色?銀色ですか? 2、ガラスの下に真っ黒の紙をしいて上から見ると鏡らしくなりますが、白い紙をしいたのではみえません。 黒はすべての光を吸収するのでは? 3、鏡はすべての光を反射しますが、白もすべての光を反射すると聞いた気がしますがそこのところは? よろしくお願いします
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1,鏡の色 無色、というのが正しいような気がします。 (これは自信がありません) 2,ガラスの下の紙の色 鏡は、当たった光を「きちんとはね返す」ことで、「きちんとした映像を作る」ことができるのです。 だいたい、当たった光のうち、90%以上を、きちんとはね返していると思います。 さらに、鏡は、「反対側から通り抜けてくる光」が無いように作られています。 だから、じゃまな光が無くて、きちんとはね返った光だけを、じっくり見ることができるのです。 透明なガラスも、光をきちんとはね返すことができます。 ただし、はね返す量が少なくて、8%ぐらいです(鏡の10分の1ぐらい)。 当たった光のうち、大部分は通り抜けてしまいます。 当然、反対側から来た光も、大部分は通り抜けくることになります。 つまり、あなたが透明なガラスを見るということは、 1)「きちんとはね返った光」と、 2)「反対側からガラスを通り抜けた光」の 両方を一緒に見ているということになります。 2)の「反対側から通り抜けてきた光」が多ければ、そっちにごまかされて、1)の「きちんとはね返った光」は見えにくくなります。 つまり、2)の「反対側から通り抜けてくる光」を少なくすれば、透明なガラスでも1)の「きちんとはね返った光」を見ることができます。 例えば、夜の窓(外は暗くて、室内は明るい)とか、ガラスの裏に黒い紙を置く、とかです。 黒い紙の役目は、光をはね返すことではなく、「反対側から通り抜けてくるじゃまな光を吸収すること」だったのです。 これで、ガラスの下に黒い紙を敷いたときに、鏡のように見える理由がわかりましたね。 では、白い紙の場合はどうでしょうか? 白い紙は、確かに光をはね返しますが、きちんとはね返すのではなく、でたらめにはね返すのです。 鏡やガラスのように、きちんとはね返さないと、映像にはなりません。 でたらめにはね返った光では、映像は作れないのです。 ガラスの下に白い紙を敷くということは、こういう事になります。 まず、光がガラスに当たって、一部の光がきちんとはね返ります。 次に、ガラスを通り抜けた光は白い紙に当たり、でたらめにはね返され、再度ガラスを通り抜けて戻ってきます。 あなたの目には、 a)ガラスがきちんとはね返した少ない光、と、 b)白い紙によってでたらめにはね返った大量の光、 とを、両方同時に見ることになります。 もちろん、b)のでたらめな光にごまかされて、a)のきちんとはね返った光が見えにくくなっているのは、先ほど書いたとおりです。 3,白の反射 案外、白の方が反射する割合は多いようです。 鏡が90~95%程度なのにたいし、白は、物にもよりますが、99%程度の物もあるのではないでしょうか。 ただし、鏡にもいろいろあって、業務用に使う鏡では、99.99%も反射するような物もあります。 もちろん、値段も高いので、普段の生活には使われませんが。 なお、白の方が反射する割合が多いからといっても、光のはね返し方が違うので、鏡には使えないということは、今まで書いてきたとおりです。 わかりやすさ最優先で書いています。 つまり、科学的には、ごまかしているところや、きちんと説明していないところがあります。 もっと詳しく知りたい場合、補足を書き込んでください。 とはいえ、相手(光)は、世界一早く、いろいろな性質を持っています。 簡単には説明できないこともあると思いますし、わかりにくいところもあると思います。 たくさんの科学的基礎知識が必要になるということだけは、わかっておいてください。
その他の回答 (2)
鏡の色について議論していた掲示板です。 私は途中からめんどうになったんであまり見てませんが、 それほど不正確な話はしてないか・・・と。 http://thebbs.jp/science/1050759788.html
お礼
いい議論されてますね。 教えていただきありがとうございます。
下のHPに原理的な事は書いてありました。 わかりやすかったです。
お礼
ありがとうござました。
お礼
とても、すごくわかりやすかったです!この程度で十分です。 なるほどーとおもえました。 こんなに丁寧に説明していただきありがとうございました。