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粉飾決算の見抜き方
よろしくお願いします。 架空の売上や棚卸資産はCF計算書上で見抜くことができるらしいですがこれはどうしてですか
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粉飾決算といっても本当に嘘なのか決算書への計上基準が甘いといったものまで様々です。 何かも嘘で固められてしまうと見抜くことは極めて困難になってしまいます。 前置きはさておき・・・ CF計算書で粉飾の推測がつくのは事業でのキャッシュフローが大きくマイナスになっていくからです。 売上が計上されているのにそれが架空であったら当然キャッシュは入ってきません。 従って売掛金がどんどん大きくなってきます。 同じく棚卸資産の架空計上もキャッシュを伴わない利益です。 つまりキャッシュフローがマイナスになって表れるので見当がつくのです。 難しいのは売掛金や棚卸資産の急増は決算時点の一時的なことというこもよくあるので必ずしもそれだけで粉飾だと断定できないところです。 結局は何期か見てみないとなんとも言えないということです。 ご参考まで。
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- hata79
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「架空の売上や棚卸資産はCF計算書上で見抜くことができる」 見抜くなんてできませんよ。 他回答様の言われるように、売上があればいつかは現金の流れにでますし、棚卸資産のごまかしも同様です。利益がでてるなら現金がどこかで顔を出してくるCFになってないとおかしいですが、CFそのものから発見がされるというのは、よほど敏感な方が見た場合です。 売上高の30%もごまかしてるというならCFで判るでしょうが、5%程度のごまかしなら、わかるものではありません。 別途の帳簿調査や監査で架空売上や棚卸資産を見つけて、その前提を持って、つまり「この問題の答えはこれだから」というように回答を知っていてCFを見ると「なるほど、やはり架空売上がある」とわかるという流れが一般です。事実の発覚→CFを見るとなるほどそれもそうだと判るという流れです。 マージャンなどで、当たり牌をたまたまもっていて「わかっていたから止めた」とか「これが危ないと思った」という人がいますが、それと同じです。 後だしじゃんけんなら勝つに決まってます。 売上除外と云う事実をつかんでる、又は疑いを持ってる目でもってCFを見て「見つけたぞ」というのがほとんどでしょう。 CFを見て「売上除外があるのかな」と推理して、現実に除外があったとした時に「CFから見抜けるんだよ」というのもマージャンで止めた牌が当たり牌だった時の「やっぱり当たり牌だった」というセリフと似てます。確信など持てるものではないという事です。 但し極めて単純な取引しかない企業でしたら数期分のCFを見比べて「除外」を発見できる可能性もあるでしょうし、売上除外が発覚するきっかけとなることは充分にありえます。 私の言いたいことは「CFで架空の売上や棚卸資産を見抜ける」ではなく「架空の売上や棚卸資産は、CFに現れるが、CFそのものから発見できるような人は専門家の中でも数少ない人である」ということです。 一般的にはCFから売上除外を発見するなど、至難技です。なぜならCFの数字などは任意でいくらでもいじることが可能だからです。
お礼
ありがとうごさいます。おっしゃるとうりだと思います。先のかたが 申したように財務諸表を通期連続してはじめてわかるものだと思います。
お礼
>結局は何期か見てみないとなんとも言えないということです。 ここですね。ポイントはありがとうございます。