- ベストアンサー
熱力学の問題です。助けてください
熱力学のレポートです。わからないので教えてください。 1Kgの空気を動作流体とし、高温熱源T=600K、低温熱源T=300Kを用いる2種類の熱力学サイクルの計算を行い比較する。 (1)カルノーサイクル(1→2:等温圧縮、2→3:断熱過程、3→4:等温膨張、4→1:断熱膨張) T1=300K、P1=0.1MPa、P2/P1=2.0、T3=600Kとする。 (2)等積・等圧過程からなるサイクル(1→2:等圧冷却、2→3:等積加熱、3→4:等圧加熱、4→1等積冷却)状態2と4を(1)と等しくする。 問題1 各状態の温度、圧力、比体積を求める。 問題2 各過程の受熱量、仕事量、エントロピー変化を求める。 問題3 両サイクルのPーV線図、T-S線図を作成する。エントロピーは最低の状態を0とする。 問題4 サイクル全体のエントロピー変化が0になることを確認する。 問題5 サイクルの正味の仕事と熱効率を求める。カルノーサイクルの理論熱効率と比較し、簡単な考察を考える
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
空気の形式的モル数を1000/28.8=34.72 molとします。また、2原子分子だから、という理由でCv=(5/2)R, Cp(7/2)R, γ=1.7とします。 とりあえずCarnotサイクルだけ... 初めの状態 P1=0.1 MPa, T1=300K, V1=34.72x8.314x300/0.1x10^6=0.866 m^3 (I)等温圧縮(P1→P2) 貰った仕事;W1=-∫pdv=-nRT1∫dv/v=-8.66x10^4lnV2/V1 V2/V1=P1/P2=0.5であるので W1=-8.66x10^4xln0.5=6.00x10^4 J(この分だけの熱を放出) ΔS1=-6.00x10^4/300=-200 J/K(Entropyが下がる) V2=V1*0.5=0.433 m^3, P2=0.2x10^6 Pa,T2=300 K (II)断熱圧縮 貰った仕事;W2=CvΔT=Cv((V2/V3)^(γ-1)-1)T2 T3=600であり、かつ (V2/V3)^(γ-1)T2=T3 であるので (V2/V3)^0.4=600/300=2 V2/V3=2^0.5=5.657→V3=0.0765 P2V2^γ=P3V3^γ P3=P2(V2/V3)^γ=0.2x10^6*(5.657^1.4)=2.26x10^6 Pa 即ち T3=600、V3=0.0765 m^3、P3=2.26x10^6 Pa (III)等温膨張 やった仕事:W3=-∫pdv=-nRT∫dv/v=-1.732x10^5ln(V4/V3)...(1) これに対応する熱をもらっているので ΔS=1.732x10^5ln(V4/V3)/600...(2) P4=P3(V3/V4)...(3) T4=T3=600 K (IV)断熱膨張 やった仕事:W4=CvΔT=Cv((V4/V1)^(γ-1)-1)T4 (V4/V1)^(γ-1)T4=T1 即ち (V4/V1)^(γ-1)600=300 (V4/V1)^0.4=0.5 V4=(0.5^2.5)*0.866=0.153 m^3...(4) (4)より V4/V3=0.153/0.0765=2.00...(5) (5)を(1)へ代入 W3=1.20x10^5 J(これに対応する熱を貰っている。) (5)を(2)へ代入 ΔS2=200 J/K(これよりΔS1とあわせてエントロピー変化はない。) (5)を(3)へ代入 P4=2.26x10^6x0.5=1.13x10^6 Pa まとめれば P4=1.13x10^6 Pa, V4=0.153 m^3, T4=600 K 効率;η=(貰った熱ー捨てた熱)/貰った熱=(1.2x10^5-6.00x10^4)/1.2x10^5=0.5(50%) 以上よりCarnotサイクルについて必要な量はでていると思います。 次に(2)の工程ですが、2と4の状態が(1)のそれと等しくする、とあります。 2の状態;V2=0.433 m^3, P2=0.2x10^6 Pa,T2=300 K 4の状態;V4=0.153 m^3, P4=1.13x10^6 Pa, T4=600 K ところで2から4に行くには等積加熱、等圧過熱をすることになります。等積加熱ではV2=V3=0.433 m^3になり、圧P3>P2、温度T3>T2と値が大きくなります。続いて等圧加熱をやると、P3=P4で、V4>V3=0.433 m^3になります。しかるにCarnotサイクルでのV4は0.153 m^3なのです。何か私が勘違いしているのでしょうか?