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集成材のその後は?
とある業者のパンフレットによると、 「集成材は無垢材に比べて強度もあり、品質のばらつきが少ないことが特徴です。生木のようなそりや歪みも少なく、強度や作りの良さが長持ちします」 と書かれているのですが、ネットで調べてみると集成材はあまり評判良くないような・・・? 集成材を使った家の将来はどうなるのでしょうか? どこかが何年か後にきしむ?虫が食う? ・・・ガタがくるとしたら何年後? ぜひ教えていただけると助かります。 よろしくお願いします。
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理屈通りに製造できたら、強度にバラツキがなく反り、ねじれ等の建築後の欠点が少ないことが、良いとされる論理の物が集成材でしょう。しかし、ホルムルデヒドによる人体への悪害から避けられているのが、昨今でしょう。以前は、集成の上に、突き板を表面貼りした管柱も有りました。しかし、その表面の突き板は、黒く変色していき、見苦しくなることから、最近では、突き板を貼付した製品は、みかけません。集成が、世に出現して、歴史的には、50年経過したところでしょう。30年ぐらいで、薄利しているものもあるとのことです。結論は、1本の集成材を製造するのに、材の乾燥処理、接着剤の塗布量、圧締時間等の管理が十分になされているかです。できあがった状態で、真にバラツキなくできているかが、検査できないってことが一番の欠点でしょう。コスト競争から、手抜きも心配です。木造の家に、クロス貼りの接着剤、集成の接着剤が、入り込んでくることに、疑問を感じませんか。コストを無視したら、全て、自然素材をしたくなりませんか。木造の家は、人に情緒をもたらすから造り住みたくなるのでないですか。そういったことからも、無垢材が、最近では、見直されているのだと思います。
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- hivahinoki
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集成材は、あまり評判が良くないような・・・日本には集成材より、一本ものという概念が根強くあります。なかには、使い物にならない木を寄せ集めて柱にしている・・・と大変ひどいことを、おっしゃる方もいらっしゃるくらいですので評判が良くないのでしょう。とんでもございません。集成材は木材の弱いところ(例えば腐れ)を除去して縦継ぎ(フインガージョイント)して長い板材(ラミナー)にし、それを数枚重ねて高圧プレスで接着、一本の柱にしています。ラミナーを重ねる際にも年輪を背中合わせに重ねていきますので、反りが発生しません。勿論、素材は、すべて乾燥機にいれ、人工乾燥させております。昨今はエンジニヤリングウッドと称されているくらいです。そして最近の大型の木造建築は、ほとんど集成材が使われています。ただ、構造用集成材と造作用集成材がありますので、用途を絶対お間違いにならない様にご注意なさってください。構造用は力のかかるところに使います。勿論、接着剤も水にぬれても差し支えのない接着剤を使っています。造作用は内装用に使います。接着剤も構造用とは異なっています。大手のハウスメーカーさんですと、このあたりを、すべて把握してマニアル化しておられますので、大丈夫だとは思うのですが、用途区別をご存知でない大工さんも、確かにいらっしゃいますので、注意(打ち合わせ・管理・監督等)が必要です。なお、集成材だから、特に虫に喰われるということはありません。例えば一本物の柱にしろ、集成材の柱にしろ、シロアリ対策をきっちりしておかれるのが、大切ではないでしょうか!たとえばベタ基礎であっても、基礎を打設される前の土壌には土壌用のシロアリ防除剤を散布されること、風通しの良い床下にしておかれること、自分で点検しやすい床下にしておくこと等が基本ではないでしょうか!ご参考までに!
お礼
ご回答ありがとうございます。 集成材の良いところを沢山知る事ができました。あと、構造用と造作用があるとは知りませんでした‥きちんとしたマニュアルのもと建築されていないと危ないですね。 シロアリ対策など、きちんと対策して家を建てられるようにしたいと思います。 ご回答ありがとうございました!
- takapiii
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あまり役立つ回答ではありませんが…。 日本集成材工業協同組合でもデータを掴んでいない話なので、何年持つかなど分からないんじゃないでしょうか。 ホルムアルデヒドがうるさく言われ、イソシアネート系の接着剤が主に使用されるようになってから長い期間が経ってはいないので、何年持つかなど未知の世界だと思います。 イソシアネート系は湿気に弱いと言われるので、壁内部で剥離が起きると言われてますが、私の知っている限りではまだ聞いた事はありません。 私が聞いた範囲など狭い範囲なので、実際に起きている実例は沢山あるのかもしれませんが、ただ剥離が起きたからと言って強度が落ちるとも一概には言えないとは思います。 それと、所詮瑕疵担保責任にしても集成材の保証にしても10年という区切りがあるので、10年後にどうなっているかなどは建築側はあまり関心を持っていないようにも思います。 多分、湿気を逃がす構造の家を考える事で、そうした不安は取り除いているのかもしれません。 ちなみに虫が食うとか、ガタがくるという言葉は、むしろ無垢材の方の話で、ある意味そこが集成材のよさでもあるとは思うのですが、私の関係ではほぼ無垢材を扱っているので、そうした欠点を補う方法を熟知している職人がいれば、無垢材であれば100年持つ家はあると断言はできます。 ただ、私の知っている集成材で造られた家で、かれこれ20年以上建っている家もありますが、全くガタなど来ていません。 おそらく、集成材にガタがくる頃には、家全体が老朽化して、建て直しが必要になるんじゃないかなどと思ったりします。 #私も集成材に詳しい専門家の回答が欲しいなどと思いますね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 大変よくわかりやすくご回答頂き嬉しく思います。 調べたところ、集成材は悪く言われてばかりでしたが実際はそれほど大きなトラブルにはなっていないようですね‥今のところ?かもしれませんが。 建築する方も10年を過ぎた後の事なんて確かに考えていないのかもしれません。今の世の中はまだまだ消費してナンボですから‥。少しずつ壊れてくれないと企業も困るでしょうから。 住む者からしてみればものすごく腹立たしい事です。 ご回答ありがとうございました!
お礼
ご回答ありがとうございます。 コスト競争による手抜きやチェック体制の甘さ、確かにものすごく心配です。 それに、何よりホルムアルデヒドも心配になってきました。集成材を使用している、と明記していたその建売を内覧したら娘がやたらと咳込むようになり‥(気にしすぎかも知れませんが風邪でもないのに何故咳を?と疑問に思っているので)。 コストを無視したらほんとに自然な物に住みたいと思いました。 ご回答ありがとうございました!