武士道について

質問

武士道について分かりやすく教えてください。また、武士道は他の国の文化（たとえばヨーロッパの騎士道）と比べると、どのような特色があるのでしょうか

回答No.3

nsoderland

切腹は武士道の真髄で、騎士道にはない。
目上に使え従うのが武士道で、騎士道は個人的な勇気をモットーとする。

回答No.2

pixis

武士道ねぇ・・
哲学にも通じますのでソートーむずかしいですが

ほんとに簡単に言えば、自分がこの世に生まれてきた役割を
完遂する（あるいはそのように努力する）
ということですね。

なので、「武士道とは死ぬことたりと見つけたり！！」
という言葉があるわけです。

ここ一番！自分の役割、つまり、俺はこの瞬間のために生まれてきた！
と思えば死をもいとわない。
ここで逃げたのでは（それをしないなら）生まれてきた意味がない。
あるいは自分が自分でいる意味がない。

という精神ではないでしょうか。

たとえば、近代で言えば日米安保条約・・
日本中がすったもんだやって最後は岸信介首相の座と交換に
国会を通り締結されました。

岸さんが武士道精神の持ち主といっているのではありません。
首相という座と交換してでも日米安保条約を締結する。
逆説的に言えば安保条約のために首相になったのだから
それが成し遂げられるのなら首相の座は降りてもかまわない。
というのと同じ様なものだと思います。

坂本竜馬・・大政奉還の立役者です。
大政奉還のためなら命なんてどうでもいいという考え方です。
不幸にも大政奉還を見ずして殺されましたが
もし生きていたとしても大政奉還までが彼の仕事と思っていた節があり
その後のことはまったく無頓着で興味がなかったようです。

普通だったら大政奉還までさせた人なのだからその後も何らかの影響力を持って、いやそれ以上に口出しをしていいはずなのにその後の計画は
他の人に任せて自分の役目だけを完遂しようとした人です。

これは我々現代に生きる人に細かいことであっても、つまらぬことであっても役に立つ教訓です。

つまらぬかどうかは別にして、たとえば彼女への告白・・
この瞬間のために彼女をデートに誘ったんだろ！・・
と思えば告白もできるでしょ。
そこで逃げたのではなんのためにそこに自分がいるのか
わかりません。
そこに存在する意味(デート現場にいるということ）は「告白のために」そこにいるわけですからやっぱり今度にしよう・・では
まったく意味がありません。

というわけで、
武士道とはそこにあなたがいる理由を常に考え、その役割を
果たすこと。ではないでしょうか。

ここ一番で絶対逃げない精神とでもいうのでしょうか。
この一瞬のために存在してきた（存在する）
ということを自覚しそれを成し遂げることですね。

ヨーロッパの（騎士道）との比較としては
武士道が瞬節を大事にするのに対し
騎士道は時間的幅があるように感じます。

人助けをする行為そのものが騎士道
人助けをしようとする決意が武士道
のような気がします。

卑怯なことはしない、逃げない、両方に通じるものがありますが
自分の存在意義を問うのが武士道
行為そのものに重きを置くのが騎士道なのかなぁ・・・

そんなところではないでしょうか。

回答No.1

reup_001

日本に健全な右翼が育たないのは結局、武士道が
理解されていないことが、要因ではないかと
思っております。

自分の意志でいつでも使える殺傷兵器を
随時携行して生活する社会層の生活意識の総体と考えれば、
日本の武道に繋がります。剣道、柔道、合気道、空手道等。

また一言で言えば、
近世日本社会の支配者であった武士が模範とした生き方
だと思います。

騎士道との比較論なら、宗教との距離関係が違います。
Wikipediaにもある程度わかりやすく載っています。

少し古いですが、
新渡戸稲造『武士道』
山本常朝の「葉隠」
それぞれの入門書も、入門書の入門書もあると思います。