1つには、質問者さんがお考えのように、「哲学者には女性が少ない」
という社会通念が、女性による進路選択にフィルターをかけている、
あるいは「女性らしい仕事ではない」といった世間の目、といったものも
含めた社会構造的なものも、重要なファクターだと思います。
しかし、それを除外したとしても、小~中~高校の学業の中で、女の子の方が
徐々に数学や物理、そして哲学のような抽象的な分野が苦手となり、
より具象的な分野で実力を発揮しがちなのは、常識となっています。
この原因は、その「徐々に」の初期、小学校において、女子の方が成績が良い
=女性の成熟の方が早く、身長の伸びにも見られるように、脳の発達も、
早期に行われる事があげられる。
より幼い時期の情報環境(それをベースにどんどん抽象化する)で
脳が完成してしまえば、その後からインプットされる抽象的な分野での
応用力が乏しくなるのも当然です。
これは優劣を意味するものではなく(数学が生物学より高等な訳でないように)、
得意とするフィールドの違いに過ぎません。
元々の背景としては、種を維持するために出産~子育てする女性の方が、
遺伝的に安定である必要があり、遺伝的に確定した要素が大きければ、
環境への適応に時間を費やさず、さっさと成熟した方がいい、という事でしょう。
お礼
ありがとうございます。