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タンパク質の耐水性について
生物の体の多くはタンパク質でできています。タンパク質は、その構造を水素結合によって保っていますが、水素結合なら水に大変弱いと思うのですけど、なぜ水に対して抵抗力があるのですか。 特に、単純な構造を持つウイルスはカプシドをタンパク質によって形成していますが、水分の多い生物の体内に入っても平気なのはなぜですか。もし耐水性がなければ不活性化してしまう筈ですが。
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- rei00
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回答No.3
一般人の推測ですので,こんな考え方もあるかも程度にお読み下さい。 水素結合する事でタンパク質はαヘリックスやβシートと言った高次構造を取ります。この時,水素結合部位はヘリックスやシートの内部に存在し,その外側にはアミノ酸の骨格が存在します。 アミノ酸は一部に水酸基などの親水性基を持つものの,その骨格は疎水性です。結果,水素結合部分は疎水性の環境下に存在する事になり,水分子が接近する事は殆ど無いはずです。 その結果,水に対する抵抗力を持つと思われます。
- Mell-Lily
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回答No.2
水素結合によって維持されている蛋白質の立体構造が、なぜ、極性を持った水分子によって破壊されないのかということですが、話は、むしろ、逆で、蛋白質や核酸(DNAやRNA)などの生体高分子の立体構造は、それらに水素結合によって結び付く水分子(結合水)によって完成されるということのようです。 【参考URL】 *生体高分子 http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~naoki-ko/lab/inv/invj08.htm
- ranx
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回答No.1
ペプチド結合は水素結合ではないと思いますが...。
補足
ペプチド結合は極性が強いので、ペプチド結合同士が水素結合により極性を中和する必要から、水素結合が行われているそうです。 タンパク質が立体構造を持つのは水素結合によって捩れるからです。 そんなわけで水素結合が離れると、アミノ酸同士が離れて、真ッ平らの、まっすぐになってしまうような気がするので、質問しました。