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接触角について教えてください。

酸化チタンの本を読んでいたんですが、「紫外線があたると水との接触角が0°になる」と書いてあり、「接触角」という言葉をはじめて聞いたので、頭の中がパニックなってしまいました。 「接触角」とは何なのか教えてください。宜しくお願いします。

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  • ベストアンサー
  • Umada
  • ベストアンサー率83% (1169/1405)
回答No.2

酸化チタンの話に限らず、接触角とは物質との「濡れ性」(wettability)を表すための指標です。比較的簡便に測定が行えるので表面物性の評価に広く用いられています。 いまある物質(固体)の上に液滴を落としたとします。液滴は適当に広がりますが、その端の部分に注目してください。 境界は固体とのあいだにある角度をなします。この角度のことを「接触角」といいます。少し専門的に言うと接触角は、気体-液体、液体-固体、気体-固体の3者の界面エネルギーの関係で決まります。要は「液体と固体のなじみ易さ」を表している量だと思ってください。 (A)は濡れ性のよい場合の図です。液体の裾野は緩やかに広がり接触角は小さくなります。(A)は液体が水であれば「親水性」、油であれば「親油性」という用語を用いて「親水性の表面」「親油性に富む」という表現をすることもあります。  気体  /     /液 体 ━━━━━━━━   固  体 (A)濡れ性がよい場合 濡れ性が悪い場合は、固体-液体の接触面積をなるべく減らそうとして(B)のように接触角が大きくなります。ちょうどフッ素樹脂の上に水玉を落とした時のことを考えてください。水玉は丸まりコロコロと転がりますが、これが濡れ性の悪い場合に相当します。水に対しては特に「疎水性(の表面)」などともいいます。    \液 体   気体 \ ━━━━━━━━   固  体 (B)濡れ性が悪い場合 あれこれ書きましたが、とりあえずは 接触角が小さい←→その物質の表面は液体とよくなじむ 接触角が大きい←→その物質の表面は液体をはじく と理解しておけば十分です。ご質問の例では「酸化チタンは紫外線を当てると表面が親水性になる」ということですね。 以下のページも併せてご覧下さい。(ちょうど酸化チタンの話も出ています) http://www.chem.t.u-tokyo.ac.jp/appchem/labs/fujisima/study/photocat1.html

参考URL:
http://www.chem.t.u-tokyo.ac.jp/appchem/labs/fujisima/study/photocat1.html
yukiyasha
質問者

お礼

回答していただきありがとうございます。 とてもわかり易く説明していただきありがとうございます。

その他の回答 (1)

  • Pesuko
  • ベストアンサー率30% (2017/6702)
回答No.1

ここのTOPの写真に図解で入っています http://www.keytech.ntt-at.co.jp/environ/prd_4001.html

参考URL:
http://www.keytech.ntt-at.co.jp/environ/prd_4001.html
yukiyasha
質問者

お礼

回答していただきありがとうございます。 早速、アクセスしてみます。

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