起死回生の方法
30代。大学中退。無職の精神障害者で、キモい童貞。
大学を中退してから、毎日身の丈に合わない努力をしていました。
ゲームのサウンドクリエイターになれると信じて、
毎日好きでもない音楽を聴きこんで、ピアノの練習をしていました。
小説家になれると信じて、
障害の後遺症で本も読めない中、一次選考も通過しないようなゴミを量産していました。
それと同時に、事業所に通い、精神障害者の支援を受けていました。
まだ間に合う、20代の内には、支援員はにこやかにこう言っていました。
「まだ若いんだし、好きな事をやればいいのよー」
母親は私を養うために、馬車馬のように働いていました。
父親はそれを横目に見ながら、酒を飲んで散歩をしていました。
それでも私は夢がかなうと信じて、毎日才能もないのに無駄な努力をしていました。
そうすれば、いつかすべてが報われる日がくると信じておりました。
30代になりました。
支援員は言いました。
「今まで何をしていたのー?」
「音楽も小説も、才能もないのに何でやってるのー?」
私は切れました。
今まで才能があるとおだてていた奴らが、手遅れになったとたん
本性をむき出しにしたからです。
奴らの言いなりになって夢を追っていなければ、
今ごろ低収入でも就職できていたかもしれなかったからです。
私は女にもてませんでした。
小中高と、周りが楽しくすごしている間、ずっといじめられていました。
私をいじめていた奴らは、大企業に就職し、かわいい女の子をめとり家庭を築きました。
奴らを見返してやろうと、必死に努力していたのです。
それなのに、手遅れになってから、自分に才能がないことを思い知らされました。
それからは、あらゆる手を模索して、見返してやる方法を探しました。
奴らは年収1000万を超え、ベンツを乗り回していましたので、
そいつらより上の生活がしたかったのです。
そうすれば、母親にも贅沢をさせてあげられるはず
そう思って模索しました。
YouTuber、ブロガー、起業・・・
ホリエモンさんややまもとりゅうけんさん、イケハヤさんなど、
稼いでおられる方々の発言を収集し、メルマガをとったりもしました。
しかし、そうやって努力している私よりも、事業所の支援者や利用者の方が
なぜかはるかに知識を持っていました。
私が知らないような発信媒体も知っていました。
それにもかかわらず、彼らは言いました。
「YouTubeやブログで生きていける人間は、ごく限られた選ばれた人間だけだ」
そうして、音楽的才能も文学的才能も、起業の知識においても私より
はるかに優れているはずの事業所の利用者は、なぜか月収20万にも満たないような
仕事に就職していきました。
私は思いました。
自分は、これから先40代になっても50代になっても、月収20万くらいで生活するしかないんだ。
そして永遠に女性から気持ち悪がられ、道行く人にもさけられながら、一生を終えるしかないんだ。
私は早速支援員に相談しました。
回答はこうでした。
「だからって自殺する勇気もあなたにはないでしょー」
「苦しくても、細く長く、周りに迷惑をかけながら生きるしかないでしょー」
私は遅まきながら気づきました。
障害者の施設にいるから、こうなるんだ。
人間の性質は、周りにいる人間達の平均だと聞いたことがある。
あれこれと挑戦する前に
環境を変えるしかないんじゃないか。
しかし、環境を変えるにもお金が要ります。
そのためにはやはり、YouTubeやブログで稼ぐか、
40代になっても50代になっても月収20万くらいで
働くしかありません。
どうすれば、起死回生の方法が見つかるでしょうか。
お礼
ありがとうございます!参考にさせて頂きました。