記憶力の落とし方なら、非常に的確に説明できます。加齢とともに、記憶することをあきらめる、メモに頼る、などをして頭を甘やかすと、簡単に記憶力は落ちていきます。
なお、記憶力がいい人の中には、脳のほかの能力用にとってある領域までも記憶に使える人など特殊な場合も多くあるため、まさに超人的な記憶力(本を一読しただけで一字一句間違えずに覚えられるなど)と比較すると真似ができないでしょう。私のような普通の人間は、ひたすら繰り返し思い出すことでしか記憶力を維持できません…。
理解力は、見聞きした物を、いかに過去の経験や知識と結びつけるのが速いか、という能力です。経験や知識が多いだけでなく、それをたどるネットワークが出来ていないといけません。
人によっては頭の中が整理されているので見つけやすい雑学パターンの人もいれば、ひたすらいろんなことを見聞き書き話すので、ネットワークのいろいろな道順でいろいろな情報にたどり着ける訓練ができているひらめきパターンの人もいます。
どちらも、一回見聞きした物が、過去の何かと関係していないか、というつながりを意識して覚えていないと網状につながらずにネットワークができない点では同じです。この行動が、「理解しよう」(過去の知識・経験と結びつけよう)ということで、愚直に繰り返すしか鍛えようが無いと思います。