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理想の教科書とは
今、情報教育の教材を作っていますが、 理解力のつく、また応用ができ、受講者の興味関心を刺激し、かつ体系性の高い教科書を作成するにはどういった点 に留意すればよいでしょうか? 教育史上の実践例(ペスタロッチー、シュタイナー) などを引き合いに出してくださるとうれしいです。 情報教育はコンピュータ実習と、科学理論および社会背景を交えたものにします。 対象は中学生です。
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情報科教育法に関する大学レベルの教科書が数冊出ていますから、まず目を通されてはいかがでしょう。もっとも、今出版されている情報科教育法の教科書にシュタイナーやペスタロッチに言及されてるものはないと思います。特に、シュタイナーの思想は、早急な抽象的知識の詰め込みと逆の立場ですから、通常行われているパソコン教室の教育とまったく逆の方法ではないかと思います。 また、コンピュータ実習という面では コンピュータが子どもの心を変える:ジェーン・M. ハーリー (著), Jane M. Healy (原著), 西村 弁作 (翻訳), 山田 詩津夫 (翻訳) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4469212423/qid=1043801648/sr=1-4/ref=sr_1_2_4/249-7441558-1284303 が必読でしょう。 また、中学生向け、ということですから調べ学習や学校図書館・公共図書館との連携を忘れてはならないでしょう。その意味では片岡 則夫 氏の一連の著作、たとえば 情報大航海術―テーマのつかみ方・情報の調べ方・情報のまとめ方 片岡 則夫 (著) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4897845947/qid=1043801784/sr=1-2/ref=sr_1_0_2/249-7441558-1284303 などが実践例も豊富で役に立つと思います。 また、中学生レベルでは、教師の言うことよりインターネットで調べたことを鵜呑みにして優先するだろうと考えられます。すると、インターネット上で流布している通説が実は間違いである、という形のメディアリテラシー教育は必要でしょう。 では頑張ってください。
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- chierius
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普段中学生を見ていて思うのは 興味あることには異様に食いついて くるにもかかわらず関心がなかったり 分からなかったりすると異様な速さで 投げ出しあきらめるということです。 対象が中学生なのでコンピューターに 関心のある子供とない子供の落差が激しいと ので簡単ではないだろうと想像します。 実習は分かりませんが、理論は穴埋め 方式など達成感のある教材はどうですか? 意外と系統だったことを習うのに 作業的な教材だと飽きずにやりやすい ような感じがします。穴埋めの後 それを基にした誰でもできそうな 簡単な問いなどあればクイズみたいに 自分を試せて自信もつくし いいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはり現場の世界は厳しいですね。ただ、わが身を振り返ると確かにそうだった気もします。 作業を施したものから覚えていたような、、。 コンピュータが普及したとはいえ、手書きの作業は必須に思えました。chieriusさんの回答を見てそう思ったのでした。職場からでした。
お礼
丁寧なご説明ありがとうございます。シュタイナーの思想たるものは確かに情報化促進、、とはちょっと方向が異なる(むしろ逆)のような感じもしました。 とはいえ、かじり読みなので、真剣に一冊でも消化したいと思います。 ご紹介いただいた書籍は、職場の図書室に注文しようと思います。