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24穴プレートと96穴プレートで培養する時の細胞濃度
電気泳動の前に細胞を24穴プレートで培養したり、96穴プレートで培養したりしますが、それぞれどういったメリットやデメリットがあるのでしょうか。 単純に24穴の方がたくさん細胞を培養できるというメリットがあるだけなのでしょうか。 また、24穴プレートにまく細胞濃度にしても2×10の5乗/wellや3×10の5乗/wellなどがあり、実験の参考のための論文には書いていなかったので細胞濃度も比較実験しようとしています。 2×や3×以外の濃度で比較実験した方がよい細胞濃度はありますでしょうか。 よろしくお願いします。
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実際に実験をすれば簡単に理解できると思いますが、まだ実験をあまりこなしてなければ感覚がつかめないかも知れませんね。 24 wellと96 wellはまける細胞数がかなり異なるのと、顕微鏡で細胞の形態観察、培養液の量によっては表面張力の影響。さらに細胞を撒いたときの偏りの解消(ハンドリング)でかなり違います。どう違うかは使ってみて分かってもらった方がいいともいますが、96 wellでは24 wellよりもデーターが安定しにくいなどの問題点がありますが、培養液量が1 wellあたりすくないですから、そのwellごとに添加する試薬量やそもそも1 plateで比較できるサンプル量が4倍になることから便利な点はたくさんあります。 私はキレイなデーターを出そうと思うときは24 well以上の大きさ 12 wellや6 wellも使用しますが比較的多くのサンプルをスクリーニングする場合には96 wellを用います。 で細胞濃度についてですが、これは培養している細胞種に依存します。 細胞の撒き具合と増殖速度といった問題以外にも細胞の形によっても大きく変化しますので、気を付けて条件決めをしてください。
お礼
ご回答ありがとうございます。 サンプル数を考えて24穴プレートにすることにしました。 細胞の濃度も3×10の5乗を提案することにしました。