- ベストアンサー
プラスミド回収を目的とする大腸菌の培養時間
先週も同じ質問をさせて頂きましたが、質問の仕方が悪かったと思うので、再度質問させて頂きます。 プラスミドの回収を目的とした大腸菌の培養を常温で行なうことはありますか? また、ある場合の適当な培養時間を教えて下さい。 どうぞよろしくお願い致します。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
一般的なplasmidの回収であれば、あまりお勧めではないと思います。ただとてつもなく長い場合や(Bacmidなど)なぜかしら大腸菌にとって毒性が強い配列。また繰り返し配列など配列自身が不安定な場合には温度を落とすことは有りだと思います。我々は27-30℃ 48時間程度でしょうか。時間に関しては培養液の濁度などを指標にしないと培養条件や最初の菌大量で西遊されるので一概に言えませんね。 ただアンピシリンのような分解されやすい薬剤はこのような実験にはあまり向いていませんのでカルベニシリンに変えるとか、薬剤耐性を確認しながら行った方がいいですね。 どの程度のplasmid量がひつようかどうか分かりませんが、もし単に取るのが難しいplasmidなのであれば、 1. ホストを変える (XL1 blueやDH5aだったのをHB101 やJM109に変えるなど) 2. コロニー由来の菌体をすこし小スケールで培養して増やし、その菌体を可能な限りplateに何枚も撒く。一晩培養した、または30度程度で2日程度おいて物を掻き取って回収して精製する 3. 抗生剤を安定な(高価な。。。)アナログにする アンプをカルベニシリンに変えるなど。 などは劇的に収量がアップします。 お試しあれ。
お礼
参考になりました。 ありがとうございます。