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大腸菌の形質転換実験においてプラスミドを用いる理由

大腸菌にインスリン遺伝子を組み込みたいと考える場合 プラスミドに組み込み、それを大腸菌に入れるという手法がとられます。 ここで、なぜプラスミドに組み込むのでしょうか? そのまま大腸菌遺伝子に組み込むことはできないのですか? どなたか教えて下さい。

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  • miya_0726
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回答No.1

ゲノムに組み込むよりはるかにラクだからです。 ゲノムに組み込むこともできますけど、大腸菌のゲノムDNAは制限酵素やリガーゼでいじれませんから、必然的に相同組換えを使うことになります。ですが相同組換えを行うのは手間はかかるしものすごく効率悪いです。なかなかゲノムに組み込まれた株は取れません。 一方、プラスミドには外来DNAを簡単に組み込むため/転写させるためにいろいろ細工がしてあり、制限酵素とリガーゼで切り開いて挿入するだけととても簡単です。挿入されたものだけを取ってくる方法もいろいろあります。 プラスミドは自己複製のための領域を持ち、さらに選別用の抗生物質体制遺伝子を持っていますので、プラスミドが1個でも大腸菌の中に入ればあとは中で勝手に増えます。抗生物質耐性の大腸菌を選別するだけです。 実際やってみるとわかりますが、難易度は天と地ほどの差があります。

nayamibito_pass
質問者

お礼

なるほど! 大腸菌のゲノムに組み込むのは難しい、ということだけしか知らせれていなかったので。 プラスミドの方は実際にやってみましたが、高校生の僕でもできるほど簡単でした。 なるほど、といいましてもなんとなくしか分かっていないので、詳しくは大学に入ってから勉強したいと思います。 ありがとうございました。

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