発達障がいの特性について、既にご存知の事も申し上げるかもしれませんが、ご了承下さい。
発達障がいのある人は、自分が興味を持ったことに関しては
人並み以上の集中力と力を発揮する事があります。
そして、視覚優位(耳で聞いた事は頭に入って来づらいが、
目で見ると理解しやすい)の場合が多いので、
好きならば、譜面を読むのに苦労しないかもしれません。
年齢が違うし、発達障がいは十人十色なので、
参考になるかは判りませんが、ADHDの息子の例です。
(小学校1年生。3歳程の言葉の遅れもあります)
5歳の時に本人が「ピアノを習いたい」と言いました。
落ち着きが無く、何をやってもドンくさい子なので、
あまり期待はしないで習わせ始めました。
でも、とても良く工夫して教えてくださる先生に出会えたので
「毎日レッスンに行きたい♪」と言っている程楽しいせいか、
楽譜の理解も早く、しかも人並み以上に弾けているようで、
「先が楽しみな生徒さん♪」
と、先生がおっしゃっていました。
小さい子供は、レッスンでの集中力が
15分から20分位しか続かないのに、
息子は30分でも全然平気で、
家でも結構練習するので、進みが早かったです。
(毎日何時から練習する、と決めると、律儀に練習する子なので)
ところが、今年の春に主人の転勤でピアノの先生を変えましたら
レッスン方法が合わなかったらしく
ADHDの特徴がモロにでてしまって、
「まともなレッスンができない」と言われました。
でも、「力を持っている子なので、何とかしたい」と、
前の先生に連絡をとって、
どういう風にレッスンをしていたかを問い合わせてくださり、
レッスンに取り入れたら なんとか軌道にのりました。
あと、うちの息子は、自閉の特性も持っているので、
こだわりが強くて、先生の指示を聞かない事があります。
それと、曲が仕上がれば とっても楽しそうに弾きますが、
間違える事が辛いらしく、曲のさらい始めは
しょっちゅう泣いて大変です。
早とちりも多くて、指摘するたびに癇癪をおこします。
(癇癪は家でだけで、先生のレッスン中はがんばっているようです)
私もイライラするので、「そんなに辛いなら、ピアノやめる?」
と聞くと、「楽しいからやめない」と言います。
私自身がピアノを少しと声楽をやっていて
辛い時、音楽をやっていて救われた事が多々ありました。
発達障がいを持つ人は、何かと辛い事や自信を無くする事が多いので
先々、心の拠り所となる事があった方がといいと思って
がんばって応援しています。
でも、本人が「やめたい」と言ったら、
無理させないでやめさせるつもりです。
あと、発達障がいの特性で、手先が不器用なお子さんもいるので
向き、不向きはあるようです。
(脳から体への指示の伝達がうまくいかないらしいです)
うちの息子は手先は大丈夫ですが、
体が不器用です(要するに、運動オンチ ^^;)
長くなってしまってすみません。
お礼
「楽しいからやめない」・・・この言葉、なんだか無性に嬉しくなってしまいました。叔母に話してみようと思います。ご丁寧に教えていただき本当に有難うございました。