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敗血症の血液培養について

グラム陰性敗血症に関する英語文献で、検査所見として次のような説明がありました。 できるだけ、抗菌剤治療を始める前に血液培養を3回行うべきとして、その後、 The chances of recovering the organism from the blood of the septic patient with bacteremia in at least one of the three blood cultures are greater than 95%. と言っています。 これは“何の”確率だと言っているのでしょうか? 何通りかの読み方ができるので確信が持てません。 この分野の知識のおありの方、ご教示いただけますと幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • BAZIAN
  • ベストアンサー率73% (25/34)
回答No.3

私より詳しい人がすでにご回答なさっているのでもう別にいいとは思うのですが、一応元Mayoの外人さんに聞いてみていたのですが Bacteria are variable present in blood in bacteremia, so it takes 3 blood collections to detect(find,discover,recover) bacteria in the blood. と、別にどれでもいいけどみたいな感じの答えが返ってきました。意味的にはこっちのほうがわかりやすく書いてくれてますかね。 septic patient with bacteremiaについて考えてみましたが、septic patient with bacteremiaとnon septic patient with bacteremiaがいるので、本文中の数字はsepetic patient with bacteremiaに対してのものだと言いたいんじゃないかな。重症でなければ菌血症であっても血液中の菌数は当然少ないと考えられ、そうすると感度はこれより減るのでしょう。

noname#96321
質問者

お礼

ネイティブ(?)に確認していただけたなんて、感激です! ありがとうございました。 さらに調べてみたのですが、「recover」は某辞書で「検出する」という訳がありました。先のBAZIANさんの解釈の大意を取った形なのでしょう。「septic patient with bacteremia」も、言いたいことが分かりました。

その他の回答 (2)

  • USB99
  • ベストアンサー率53% (2222/4131)
回答No.2

まず、グラム陰性菌だけを対象とした血液培養の文献はないと思います。なぜなら、グラム陰性菌かどうかも分からないから血液培養する訳で対象集団をグラム陰性菌の敗血症とできる訳がありません。 対象を血流感染としてみると、3回の血液培養で95%以上という結果をだしている文献はCockerillらの文献(Clin Infect Dis 2004:38(12),1724-1730)の結果について記載してあると思います。 (Washingtonのは3セットで99%、Weinsteinがほぼ100%という数字ですから。2セット91-2%、3セット95%という文献は私は知りません) Cockerillの文献の結果はよく、1セット:65%、2セット:80%、3セット:95%として紹介されていますが、これはTable3のFirst culture result when >=3 cultures were performedの心内膜炎以外の症例についての列のデータが取り上げられています。すなわち、163人が24時間以内に3回以上の血液培養をして、一回目で陽性となったのが106人、2回目で陽性になったのが25人、3回目で陽性になったのが25人、4回目で陽性になったのが7人 と言うことで、一セットだけなら106/163=65%、2セットなら(106+25)/163=80%、3セットなら(106+25+25)/163=95%と計算しています。

noname#96321
質問者

お礼

ご丁寧に調べていただき、ありがとうございました。 three blood culturesは、連続的に採取した3セット、という意味だったのですね。

  • BAZIAN
  • ベストアンサー率73% (25/34)
回答No.1

英語あまり詳しくないです。でもなんとなくいつも読んでます。 recover the organismだから、ひいてきた血液中の細菌が培養され増殖するchance、ではだめでしょうか?ちょっとど忘れしてますがGNRの血培の感度が2セット91-2%、3セット95%以上だったかな?と思うのでまあその読みでいいんじゃないですかね。 なぜrecoverという語を用いるんですかね?おそらく「細菌が存在するか否か」という書き方をすると、meningococciとかはひいてきても死んじゃうから血培では検出できないこともあるよんとか言いたいのではないですかね。実際に臨床上では、血培はひいたあと、抗生剤を開始し、はえるのを待ちながら診療方針は連続的に変化していきますから。 ご不満でしたら文献情報と前後の文脈をくださいな。

noname#96321
質問者

お礼

ありがとうございました。 >ひいてきた血液中の細菌が培養され増殖するchance recoverの意味が解せなかったのですが、なるほど!と思いました。 そのほか、septic patient with bacteremiaは「菌血症を伴う敗血症患者」??だと論理的にヘンだと思いますが、 「少なくとも1セットが菌血状態のとき敗血症患者の血液中の細菌が増殖する可能性」 という意味なら通じるでしょうか。

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