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eの近似値
eの近似値を求める際にわからないところがあります。 マクローリン級数の剰余項の部分が、Rn=e^p*x^(n+1)/(n+1)!で、n→∞のときRn=0になるらしいのですが、n→∞のとき、x^(n+1)<(n+1)になるのでしょうか?? n→∞のとき、x^(n+1)<(n+1)が正しいのか教えていただきたいです。 意味不明な記述をしていたら、すみません。
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> n→∞のとき、x^(n+1)<(n+1)になるのでしょうか?? 違います。 「n → ∞の時、x^(n+1) < (n+1)」となるとは限りません。 1 < xなら「n → ∞の時、x^(n+1) > (n+1)」となって x^(n+1)の方が大きいことになります。 正しくは「n → ∞の時、x^(n+1) < (n+1)!」です。 これを発展させると「n → ∞の時、x^(n+1)/(n+1)! → 0」が示せます。 その結果「n → ∞のときRn = 0」となります。 ちなみに、「n → ∞の時、x^(n+1) < (n+1)!」が示せただけでは、 「n → ∞の時、x^(n+1)/(n+1)! → 0」とは言えません (「n → ∞の時、2n - 150 > n」ですが、 「n → ∞の時、(2n - 150) / n → 0」ではないですよね)。 「n → ∞の時、x^(n+1)/(n+1)! → 0」を示すにはプラスアルファが必要です。 「n → ∞の時、x^(n+1) < (n+1)!」となる理由の大雑把な説明をしておきます。 xを(n+1)個かけあわせたものがx^(n+1)です。 1から(n+1)の合計(n+1)個の整数を掛け合わせたものが(n+1)!です。 nを1大きくするたびに、これらがどれだけ増加するのかを考えてみます。 すると ・x^(n+1)はx倍されます。 ・(n+1)!は約n倍されます。 つまりnがxを超えるようになると 「x^(n+1)の増加の割合」より 「(n+1)!の増加の割合」の方が大きくなります。 結果、nをどんどん大きくするといずれ「x^(n+1) < (n+1)!」となります。 実はこの考えを元にすると、「n → ∞の時、x^(n+1)/(n+1)! → 0」も示せます。
お礼
ありがとうございます! 理解することができました。 ちなみに、「n→∞のとき、x^(n+1)<(n+1)になるのでしょうか??」の部分はコピペミスでした。コピペした際に「!」が抜けてしまったみたいです。 ただ「n → ∞の時、x^(n+1) < (n+1)!」となる理由を説明していただけたので、疑問自体は解消できました。