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画期的な発見はなぜ国立大学が多いの?
よくメディアで○○大学の○○教授の研究室が○○であることを発見した、という報道が流れますよね。 東大、京大、阪大、東北大など旧帝国大学である場合が圧倒的で早慶など有名私大ではこのような発表はあまり聞いたことがありません。 また地方の国立大学でも民間の企業と組んで研究をしたり、斬新な試みをするなどの記事が新聞によく載っています。 私大のほうが予算が豊富で研究に注げるお金は多いと思うので画期的な発見、試みができる率が高いのではないかと自分は思うのですがどうなんでしょうか?
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明治時代の段階で、殖産興業として海外で蓄積された科学技術を効率的に日本に導入するシステムとして作られたのが帝国大学工学部です。 戦後大学を拡大するときに 「金のかかる理工系は国立」 「金のかからない文系は私立」 という役割分割ができ、それでも私大は金がないので、補助金制度ができました。 そもそも国立大の理工系は政府の方針で金のかけ方が違うのです。 戦前では慶応の工学部が、製紙王といわれた藤原財閥の寄付でできました。この辺のシステムは、アメリカのスタンフォードとかといっしょです。戦後、財閥解体されたので、そのようなシステムが無くなったので、国が金を掛けないと私大の理工系はちゃんとしたものが作れなくなった。 そういった背景です。
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NO2で。 私大のほうが予算が豊富で研究に注げるお金は多いと思うので画期的な発見、試みができる率が高いのではないかと自分は思うのですがどうなんでしょうか? て質問しておいて回答に対して 補足質問: 国立の方が多いのはわかっています。 それはなぜかと問うているんです。 ぶれた上に逆切れですか??回答してもらっておいて。 それはさておき私立は民間企業みたいなもので,学生を集めてなんぼですから実験などの設備よりも建物をおしゃれにするのにお金がかかってるんですね。あと受験生向けのパンフレットなんかも無料で届けてくれますよね??あれも授業料。ゴールデンタイムにCM流すようなとこもあるわけです。国立と違って色んなところに予算をまわさないといけない。私立理系は国立の3倍のお金をとりますが,そんなことにお金をとられ,肝心なところ,お金のかかる理系の設備には全然足りてないのです。国立なら学生一人に一つずつ当てられる実験器具なのに,私立では教授が前でやる実験をみんなで見ている,とか。 こんなですから,研究するにしても研究するための環境が悪いのです。だから成果もあがってこない。そういうことです。
お礼
なるほど、パンフレットの無料配布にゴールデンタイムのCM。 お金のかかることばかりで国立の3倍の授業料でも学生さんにそれ相応の講義ができていないのが実情なんですね。 大変参考になりました。 ご回答ありがとうございます。
- potachie
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企業との提携研究では、早慶も負けてはいませんが、基礎研究では企業はもちろん、浮ついた学生を集めることも難しいでしょうから、そういう分野では、国立大が優位なんでしょうね。 予算は、私学の方が少ないですよ。だいたい、文系の学生と同じ学費でまかなえるはずがないんです。
お礼
てっきり私学理系は予算が恵まれているものだと思っていました。 浅学を反省します。 ご回答ありがとうございました!
- tanuki4u
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私大のほうが予算が豊富で研究に注げるお金は多いと思うので画期的な発見、試みができる率が高いのではないかと自分は思うのですがどうなんでしょうか? ↓ 国立の方が多いし http://ja.wikipedia.org/wiki/21世紀COEプログラム
補足
国立の方が多いのはわかっています。 それはなぜかと問うているんです。
理系は偏差値でも国立優位です。、 研究費や設備面で優位だからです。
お礼
ご回答ありがとうございます。
お礼
>戦後大学を拡大するときに 「金のかかる理工系は国立」 「金のかからない文系は私立」 という役割分割ができ、 なるほど、そういった背景があったんですね。 初めて納得のいくご回答を頂けました。ありがとうございます。