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WWII後のヨーロッパ史
WWIIが終わってから ECが形成されるまで ヨーロッパのドイツとフランスは どんな関係だったんですか?
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>ドイツとフランスはどんな関係だったんですか? 国家間の関係は概ね健全かつ協調主義的な情勢でした ニュルンベルク裁判が与えた国際秩序の意味が強く、ドイツ国内は贖罪の雰囲気で支配的になります。 これはあくまでも国家間の関係であって、国民個人個人では軋轢が残ります。 ドイツ・フランスの戦後問題でもっとも象徴的なのがヴィーシー政権問題です。 戦後の独仏関係はドーテの文学作品「最後の授業」の教育課程の導入が象徴的です。 あらすじ・・・・・・ アルザス地方に住むフランツ少年は、学校に遅刻してしまい、アメル先生に鞭で叩かれるのでは、と心配したが、先生は何時になく優しく着席を促した。 今日は教室に元村長をはじめ多くの大人たちが集まっている。アメル先生は生徒と教室に集まった大人たちに向かって、自分が授業をするのはこれが最後だと言う。 普仏戦争でフランスが負けたため、アルザスはプロイセン王国(ドイツ帝国)領エルザスになって、ドイツ語しか教えてはいけないことになり、アメル先生もこの学校を辞めなければならない。これがフランス語の最後の授業だと語り、生徒も大人も授業に熱心に耳を傾ける。アメル先生は「ある民族が奴隸となっても、その母語を保っている限りはその牢獄の鍵を握っているようなもの」とフランス語の優秀さを生徒に語る。やがて終業の時が来て、プロシア兵の鳴らすラッパの音を聞いた先生は顔面蒼白。挨拶をしようにも言葉が出ず、黒板に「Vive La France!」(フランス万歳!)と書いて「終了。みんな帰ってよろしい」と手で合図、“最後の授業”を終える。 ・・・・・ 歴史的には、ドイツは自己批判の歴史を歩みながら、フランスはド・ゴール主義の矜持から寛容であり続けようとします。 戦後ドイツに関しては、http://www.ia.inf.shizuoka.ac.jp/~nakao/thesis/maruyama/M-top.html が大変優れた見解を提示していますので、参照してください。
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- Mumin-mama
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第二次世界大戦後、ドイツの首相アデナゥワーとフランス大統領ド・ゴールによって積極的に友好関係が築かれました。 特に、経済では、1950年のシューマンプランによって、1952年のパリ条約で調印された欧州石炭鉄鋼協同体(EGKS) 1957年の欧州経済共同体(EWG) 2002年欧州共同体(EGKSを吸収) また、特に民間レベルで、 1963年 青少年レベルの交流(例:留学生の交換やコーラスグループ、商工会議所の青年部等の交流を積極的に政府が資金援助) 1989年の東西ドイツ再統一の時はフランス人はドイツが強国になるのではないか、という一時の不安があったようです。 経済と民間交流が積極的になされたことで、EU形成前も後も、2006年には、ドイツとフランスの歴史を協同研究、公表されるなど、ドイツとフランスは友好的ないい関係であると思います。
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