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線型性について
f:R→R とおいて、 f(x+y)=f(x)+f(y) x、y∈R を満たすものとします。このとき選択公理を仮定しなければ、このようなfはR線型だということはできますか? つまり、 f(αx)=αf(x) α∈R、x∈R が成り立つか? 理由とともに教えてください。
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失礼!寝ぼけて連続のところの議論がいい加減になってました。そこのとこはだめでした。 選択公理があるところ(ZFC)で、∀xy∈R(f(x+y)=f(x)+f(y)) かつfは不連続 というものがつくれるなら、 選択公理がないところ(ZF)で 「∀xy∈R(f(x+y)=f(x)+f(y)) ならば fは連続」 は証明できないと思います。 証明できてしまうと、ZFCでも上の命題が証明できるので、前の段落のことと合わせると、ZFCから矛盾がでてしまうと思います。 また、∀xy∈R(f(x+y)=f(x)+f(y)) という条件の下では、 「fがR線型」と「fが連続」は同値です。 右から左は、前の私の回答で述べています。 fがR線型の時、これは原点を通る一次関数になることがすぐわかります。(f(x)=xf(1) が成立するので) これは連続になってます。
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- settheory
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有理数のところなら成立するというのは、比較的簡単でしょう。 f(x/n)=f(x)/n (nは自然数) となることを帰納法で示せば、ほぼ十分でしょう。f(mx)=mf(x) (mは整数)が成立することは容易にわかりますので。 fが連続であることがいえれば、実数まで拡張できると思います。 実数の性質より、αに収束する有理数列{a_n}がとってこれます。 f(a_n x)=a_n f(x) となるので両辺limitをとると、fが連続なら lim f(a_n x)=f(lim a_n x)=f(αx) が成立。一方、右辺は lim a_n f(x)=αf(x) となります。(こちらはただの数列の極限) 連続の定義と、fの条件から lim f(x)/x (x→0) が極限値を持てばよいことがわかります。 lim f(1/n)/(1/n) (n→∞) を考えると、f(1/n)=f(1)/n なので、limの中がf(1)になります。これはプラスの方から0に近づけた極限です。マイナスの方からも同じようにできるので、 lim f(x)/x (x→0) =f(1) となると思います。 多分これであってるかと。選択公理も使ってないはずです。どういう理由で選択公理をはずしたのかよくわかりませんが。
お礼
回答、ありがとうございます。 選択公理をはずしたのは、仮に選択公理を認めた場合、 f(x+y)=f(x)+f(y) を満たすfで連続で無いものが存在するからです。従って選択公理をはずした場合、fは連続になるのかなと思って質問しました。fが連続になる理由は分かりますでしょうか?
お礼
大変よく分かりました。 丁寧な回答、ありがとうございました。 納得です。