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本との出合い?出会い?
本との出合い?出会い? どちらが正しいでしょうか。 また,どちらも正しいとして違いなどを教えてください。
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「あう」にはいろんな字があって、悩ましいですよね。 以前、とある業界新聞社に勤めていたときには、『記者ハンドブック』(共同通信社発行)の基準に従って文章を書いていました。 それによりますと、 「合」=互いに同じ動作をする、一緒になる、一致、合致、程度、調和 「会」=主に人と人のであい、対面、立ち入り、立ち会い という解説がなされていました。 で、用例としては、「合」の項目に「本・動物などとの出合い(出会い)」とありました。つまりはどちらでもよさそうな書き方がしてあり、さらに悩ましいのですが……(-_-;)。 また、手許の『新字源』には、 「会」=ある所に集まってあう。 「合」=他の諸字と異なり、両方がくいちがわずに、ぴったりと合わさる。符合。 という解説がありました。 これによれば、「会」の方は、「ある所に集まってあう」ですから、人間もしくは動物などでなければ「集まってあう」ことは不可能です(本は自ら集まるという行為ができない)。 と、これらを勘案して、私は「人と人の場合は“会”、それ以外は“合”」と書くようにしていました。 が、これらはあくまで「新聞」という媒体においての使い方で、それ以外のものを書くときには、場合によっては「出会い」と書くこともあります。 ということで、どちらでも構わないけれど、使い分けとしては、上記のような考え方があるということで、ご参考まで。
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- Samantabha
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No.4です。お礼ありがとうございました。 私も、素晴らしい本との「であい」は、「出会い」とすべきだと感じることもあります。 本という物と「であった」のではなく、その本を著わした作者と「であった」という感じが得られると、「出会い」とする方がふさわしいと思えます。 その上で、あえて「会う」と「合う」の違いを説明すれば、先の回答のようになる、という意味で書いたつもりだったのですが、少し言葉足らずだったでしょうか。 あと、時代劇の「であえ、であえ」は、人と人の「邂逅」「めぐりあい」の意味ではなく、『広辞苑』に載る解説でいえば、「出て来て争いに加わる」の意味なので、これは「出会え、出会え」ではおかしいような気がします。 「みんなが出てきて会う」のではなく、「出てきて集まる、集合する」の意味合いだと思えば、「会う」ではなく「合う」の方がしっくりきますので、この場合は私も「出会え」とは書きません。 ただ、「出会え、出会え」が絶対的な間違いだ、というつもりもありませんが。 >他人の文に対しては >とやかく >言うべきではないということになりますか。 といいますか、やはり、自分がしっくりくる方を使えばそれでよい、というのが結論でしょうね。
お礼
どうもありがとうございました。 「結論」が出たようなので締め切ります。
- bakansky
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辞書的には、どちらもOKだと思います。 良くは知らないのですが、「であいけいさいと」は、「出会い系サイト」の方が普通にありそうな気がする。 もちろん中には「出逢い系サイト」だってあるかもしれませんけど・・・ 時代劇で賊が屋敷に押し入った際、発見した者が大声を出す場面がある。 その時のセリフに「であえ~! であえ~!」というのが多い。 この場合の「であえ~!」は、私の感じでは「出合え~!」の方が合う気がする。 ここで「合う」を使いたい気になるのは、「賊と刃を合わせる」というニュアンスが「合う」の方が出るような気がするからです。 ですから、「本とであう」なんて場合には、区別して、「出会う」という文字を使いたいなぁという気になります。 あくまでも個人的な感覚ではありますけれども・・・
お礼
ありがとうございます。 自分が使いたければつかえばよいが,他人が使うことには, 口出しすべきではないということになりますかねえ。
- lyrics
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手もとの国語辞典数冊を調べたところでは、特に明確な使い分けは示されていないようです。 ただ、川の合流や男女の密会の意味では、「出合い」とする辞書もありましたが。 また、検索(「本との出会い」「本との出合い」)にヒットする件数で見ても「出会い」の方が圧倒的多数のようですね。 私も「出会い」の方が(大した理由はありませんが)自然な感じがしますので、普段から使い分けることなく「出会い」使っています。 また、IME辞書の変換候補の解説には、一応「人」(出会い)と「人以外」(出合い)で示されているようですが、そこでも「本との出合い(=出会い)」となっています。 結論としては、国語辞典の解釈や人口に膾炙している点を考え合わせると、「どちらも正しい」といっていいのだと思います。 参考までに使い分けられている例を挙げておきます。 新聞記者などが文章を書く際に表記の拠り所としているハンドブックから引用します。 -------引用------- 『最新用字用語ブック 第五版 時事通信社』 ・「出会い」(めぐりあい。主に人と人との場合) 恩師・友人との出会い ・「出合い」[一般用語]売り買いの出合い、音楽・絵画・本との出合い、災害との出合い、出合い頭、出合い茶屋 ※注 芸術作品や本、動物など、強い印象や思いを込めて「であい」を表現する場合は「出会い」も使う。 ------------------ ここでも一応分けられてはいるものの、「出会い」も許容する旨、注記されています。 質問者様が受ける印象で、よりしっくりくる方を使われれば宜しいかと思います^^
お礼
どうもありがとうございます。 >質問者様が受ける印象で、よりしっくりくる方を使われれば宜しいかと思います^^ なるほど。 いえ,実は,他人の文を見て,ここは,「本との出合い」ではなく,「本との出会い」が正しかろうと言ってしまったのですが,明確な論拠を示せなくて,……
ぼくの電子辞書『広辞苑』には「であう」で両方がついていますから,どちらでもいい(正しいのではなく,実際に使われている)のだと思います。 周囲に見る例は「出会い」が多いと思います。自分でもこちらを使います。理由は,「面会する」ときには「会う」を使うからです。 また,「出合い」だと「出来合い」(できあい)ということばと識別するのに,0.1秒くらいを要するからです。
お礼
どうもありがとうございます。
お礼
どうもありがとうございます。 原則「人と人の場合は“会”、それ以外は“合”」と言うことなのだと思います。 だからこそ,「本」は「人」と考えて,あえて,「出会う」としたい。 という感じがしたのです。 また,どなたかがおっしゃったように,「であえであえ」というときは 「出合え出合え」だと思います。 これは「人」を「人」として扱わない場合だと思います。 原則「人と人の場合は“会”、それ以外は“合”」と言うこと を踏まえたうえで, 文脈上,「本との出会い」がありうる 心を動かされ,それまでの価値観が変わった というような場合には「本との出会い」が正しいのだ という感じが私にはするんのですが 結局どちらでもよく, 他人の文に対しては とやかく 言うべきではないということになりますか。