シーズ研究の重要性をどのように上手く説明できるか
「研究」を大別すると,出口に焦点を置いた研究(ニーズ対応型研究)と,可能性を拓くための研究(シーズ研究)に分けれらると思います.
ニーズ研究の場合は,「その研究をやって何の役に立たせようとしているのか」というのが自明であるため,一般の方にもその研究の意義が理解しやすいと思いますが,一方で,シーズ研究の意義・重要性については,一般の方はほとんど理解していないどころか,否定的に思われている人の方が多いような気がします.
そのような方には,具体例を挙げてシーズ研究の重要性を説明して差し上げるのですが,なかなか理解してもらえないようです.(例えば,生物発光の下村先生の研究例,アイザック・ニュートン氏,光ファイバーの西崎先生の研究例,などを挙げて,「その時何の役に立ちそうかはっきり言えなくても,自由な発想に基づいた独創的な研究が如何に重要か」ということを説明しています.)
そこで,シーズ研究の重要性を一般の方に(なんとなくでも)理解してもらうためには,どのように説明をすればよいか,特に学者の方のご助言を頂ければ幸甚です.