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北海道に梅雨はないという錯覚
今度の大雪山の遭難事故のもとに、北海道に梅雨はないという誤認識があるように思います。実際に大雨、強風はあったわけですし、どうしてこういう誤認識がまかりとおったのでしょうか? また、7月早々に梅雨が明けるというのも誤認識でしょう。 こういう誤認識を変えようという動きはないのでしょうか?
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>今度の大雪山の遭難事故のもとに 16日の天気図からすると、北海道にかかっているのは低気圧の閉塞前線で梅雨前線では無いようです。 http://www.weathermap.co.jp/kishojin/diary/200907/20090716.php (添付の天気図も同サイト) >北海道に梅雨はないという誤認識 梅雨があろうと無かろうと、天候の状況を把握して行動しなければならないということです。
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- gpors
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基本的には北海道に梅雨はないといわれています。 その理由は梅雨前線が基本的に北海道まではかからないからです。 梅雨明けするときに前線は北上しますが、それが前線としての役割を果たすほどのものではありませんので。 そして、梅雨というのは前線が停滞して数日間(何日か忘れましたが) 雨を降らせる状態のことですから、北海道にかかった後の前線はすぐに 北に追いやられるため、梅雨にはなりません。 >実際に大雨、強風はあったわけですし 梅雨に大雨が降るのはまれかと思います。この時期に大雨が降るのは環境の変化であると思われます。 そもそも梅雨うんぬん以前に天候は山登りで重要ですし、 降りそうにないという理由で備えないのはあり得ません。 要は山の素人が、何も調べずにツアーに参加し、 ツアーを組んだ会社もずさんだったということでしょう。 なにせ 「防寒具は持ち物に明記したので、参加者の責任だ」 くらいのことを記者会見で言っていたらしいですから。
お礼
防寒具云々は別にして、ツアーの強行はガイドの責任なのでしょうね。
補足
4名の皆様、ありがとうございました。 あれから山口、福岡でも梅雨末期の大雨による大きな災害がありました。被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。 天候を甘く見るととんでもないことになる、梅雨は決して生易しいものではなく、安全な場所に居ても被害に会うことがある、ということを感じました。
- kusirosi
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・今度の大雪山の遭難事故のもとに、北海道(←アイルランド、カナダとか、その内言うんでしょうね、大雨、強風あるからって( -.-))に梅雨はないという誤認識があるように思います。実際に大雨、強風はあったわけですし 誤認識は、質問者様です。何か過小評価されているようですが、あの天気は、梅雨などという生やさしいものではなく、平地なら真冬の大吹雪のような激しいものであることわからないのですかね????????誤認識といえば、北海道の山は、夏でも一瞬のうちに、冬のように体感温度が氷点下となりうるということを忘れたことですよ。 また本州・韓国・中国本土には梅雨はありますが、北海道に梅雨はないというのは気象学の定説です。 ※気象庁・天気相談所日野修所長 ――そもそも「梅雨」って何なのですか。 梅雨とは、春から夏に季節が移り変わる時、日本、中国、韓国など東アジアの地域に見られる雨の季節のことです。 梅雨の原因となる「梅雨前線」は中国や韓国にも延びており、同じような気象現象を引き起こします。ちなみに「梅雨」は中国では「Mei-yu」、韓国では「Changma」と呼ばれているんですよ。(漢字での表記は「Mei-yu」は「梅雨(黴雨)」、「Changma」は「長魔」) 梅雨の時期は、日本付近に梅雨前線が停滞します。梅雨前線の東側では、北に「オホーツク海高気圧」、南に「太平洋高気圧」があり、北からは冷たく湿った空気が、南からは暖かく湿った空気が梅雨前線に向かって吹き込んでいます。 また西側では、北側に中国大陸などで作られた乾燥した空気が、南からは東側と同じように太平洋高気圧などから暖かく湿った空気が流れ込んでいます。梅雨前線付近では、この集まった空気が上昇し、雲や雨を作り出しています。 また、梅雨の時期は、北と南の高気圧の勢力がほぼ釣り合うため梅雨前線は、あまり南北に移動することはありません。このため、同じ地方で雨が降り続くことが多くなります。 上空には強い西よりの風「偏西風」が吹いています。梅雨の時期は、この「偏西風」がチベット高原付近を通るようになり、南北に分流して、北側を通る流れが中国大陸からオホーツク海にかけて大きく蛇行し、南側を通る流れが日本付近を通るようになります。 梅雨前線は、この「偏西風」のやや南側に発生します。このため、毎年ほぼ同じような時期に、ほぼ同じような位置に梅雨前線が発生することになります。 なぜ北海道に梅雨がないのか、 それは梅雨前線というのは北に冷たい気質をもったオホーツク海高気圧 南には暑い気質をもった太平洋高気圧があり この両気団の気圧差がほぼ互角になっている時に 互いの高気圧の間に停滞前線が発生し、これが本州上にかかって 梅雨前線という名前がついているんです この梅雨前線、梅雨の終わりに近づくと太平洋高気圧がぐんぐん勢力を増して 北へ北へと押し上げていきます、そうするとオホーツク海高気圧との気圧差が大きくなって 前線の構造が段々崩れていってしまうんですね。 そして、太平洋高気圧が東北地方まで覆ってくると前線は即に停滞前線としての機能を失っていて 北海道に到達します。 梅雨は「停滞前線が本州上に停滞し、1週間以上雨天が続く」という定義がありますから 前線としての機能を失っている梅雨前線の欠片の雨雲がいくら北海道にかかろうが何日雨を降らせようが 梅雨とはならないんです。 記録上もちろん、その前に梅雨入り・梅雨明け発表の定義に北海道自体含まれていません。
お礼
ありがとうございます。 梅雨という言葉の意味に私の誤解があったようですね。 私が言いたいのは梅雨はないから晴れだろうという誤認識が参加者のほうにあったのではないか、ということです。 梅雨という言葉を狭義に辞書どおり解釈すれば回答者様の意見に疑問をさしはさむ余地はありません。
補足
ちなみに私は梅雨が生易しいとは一言も言っていません。 古くは昭和42年の300人の死者を出した7月豪雨も経験していますし、 台風とシンクロすればとんでもない災害になるということも認識しております。
- ozunu
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>実際に大雨、強風はあったわけ これをして梅雨はあると言い切るのは強弁だろう。
お礼
確かに・・・・
お礼
閉塞前線ということは梅雨前線よりもきついですね。 これって、予測できなかったのでしょうか・・・