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ATP測定について

食品業界の衛生検査でATP拭き取り検査があります。 この検査では微生物や食品残渣に含まれるATP(アデノシン三リン酸)を測定できるということなのですが、この微生物の中にはノロウイルスなどのウイルスが含まれているのでしょうか??教えてください。

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  • oil-sour
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回答No.1

ATPは生物にとっての「エネルギーの通貨」です。ATPを利用していろいろな生命活動を行います。 したがって、拭き取り検査でATPを測定する事で、その拭き取りを行った場所がどのくらい生物学的に汚染しているかを判断する材料となります。普通は質問者様もご存知の通り、食品(動物や植物)の残さ、あるいは大腸菌群や環境由来の細菌による汚染を意味します。 ところでウイルスは、自身ではエネルギー、つまりATPを合成しません。一般的に私たちがウイルスだと認識している感染性を持つウイルス粒子(ビリオン)の測定は、ATPの測定とは直接関係ありません。 しかし、拭き取りを行った場所から大量のATPが検出されるとすれば、その場所自体が微生物学的に不衛生ということになりますので、ノロウイルス等のビリオンがその場所に存在する可能性も高いと言えます。 まとめると、ATPの汚染はウイルスを直接的に測定することはできないと思いますが、相関はしていると思います。

oonabe777
質問者

お礼

やはりウイルス自体は測定できないんですね。 ありがとうございました

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