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ローマ時代の食事における故意の嘔吐についてです。身体にかかった負担はどれくらい?
タイトルの通りです。 ローマ時代の食事における故意の嘔吐についてです。身体にかかった負担はどれくらいだったのでしょうか。 食事を楽しむ度に故意に嘔吐していたと聞くと、現代に生きる我々としては、体にかなりの負担がかかったと想像すると思います。しかし、塩野七生氏の「ローマ人の物語」を読むと、キケロとカエサルが、二人して食事をする際に、 「催吐剤もあり、楽しく食事ができた」 とキケロの書簡の中にあったと記載されており、(催吐剤はそういう薬があったのだと想像しているのですが)、こうした食事で吐く経験のあるキケロが60過ぎまで存命であったというのは、食事で故意に嘔吐する文化(とそれによる体力の消耗)と寿命に相関関係が無いように思われるのです。 (但し、高齢や体力衰弱状態での嘔吐で窒息する等直接的原因で死亡する例を除く)。 飽くまで、日常的に嘔吐を繰り返していたら肉体的に衰弱して寿命が早くなってしまうのかな、と思うのですが、そうした記述が現在の所私が読んでいる本には見つかりません。 「食事と嘔吐」が習慣になっている貴族は、肉体的衰弱を迎え、嘔吐が直接的原因ではなくとも、寿命を早めてしまったのでしょうか。 それとも上手く「嘔吐」していた為、肉体的衰弱はしなかったのでしょうか。 ちょっとした事でも良いので、どなたかご存知の方、あるいは別の観点から何かお気づきになった方がいらっしゃいましたらご教授願いたく宜しくお願い致します。
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お礼
詳しい回答を頂き、ありがとうございました。 キケロの書簡はそういう意味だったのですね。不勉強でした。 また、 >毒殺の危険を回避するため ここも勉強になりました。 もともと催吐剤を使用していたカエサルが精力的に動き回れているので、スタミナが消耗しているのか疑問だったのですが、体力は消耗しないようなのですね。