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例示と対比の機能
「善」とは何かを理解するときに、それを構成要素に分解する方法が手詰まりなために、例示したり「悪」との対比で理解しようとします。 例示というのは、状況と関係を設定して蓋然性の高い意味を理解する方法で、対比というのは、差異の大きさを手がかりに理解する(もちろん、「その他の条件が同じならば~が善の特徴のひとつである」という文言が必要ですが)方法と思います この考えに考慮漏れはないでしょうか?
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>例示というのは、状況と関係を設定して蓋然性の高い意味を理解する方法 ですが、価値において二通りの区別が生まれます。対比のときに使われる格差(同じ価値について差があること)と差異(異なる価値があること)の違いみたいなものです。例示も同様に、規定的なもの(一般に対する特殊なもの)と反省的なもの(全体に対する個別)とがあります。 例示と対比は、それぞれどちらの仕方で論じるのかを明らかにしないと、うまく機能しません。
お礼
回答ありがとうございます。 「格差」と「差異」という用語も定義が異なるのですね。勉強になります。 「規定的なもの」「反省的なもの」という用語も難しいですね。 単純に動きだけみれば、それらは「帰納的」「演繹的」とも表現できるのかと妄想してしまいます。