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臨床心理士について
将来臨床心理士を目指している高校二年生です。臨床心理士の皆さんにお聞きしたいのですが、この仕事をしていて、やりがいを感じる時はどんな時でしょうか。また、どんな時にもうやりたくない、と感じるでしょうか。またこの仕事に向いている性格みたいなものがあれば知りたいです。よろしくお願いします。
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心理学を専攻した者です。臨床心理士ではないので恐縮ですが、臨床・精神医学を 多少学んだ者の見聞き(臨床心理士の方との会話・文献・症例報告など)から知る範囲の 事柄を列記します。 やりがい等は私は臨床心理士ではないので回答は避けます。 臨床心理士は必ずしも「普通の人で、悩みがある」方(来談者)だけを相手にする訳では ありません。例えば、知能延滞の方(一般には知的障害と言う方)、統合失調症のような 病識(自分が病気と思わない状態)の方なども面談対象です。 一般の方であれば「精神病と思われる人」に対しては、嫌悪感や関わりたくないという 感情が起こるのが自然です。明らかに分かる身体障害や、顔面に腫瘍や目立つ病気が ある場合も同様でしょう。これは生物学的にそれらの遺伝子を持つ人物を避けることで 子孫に障害発現の可能性のある遺伝情報を残さない為の反応だからです。 カウンセラーも人間ですから、同様の感情を必ず抱きます。重要なのは、その感情を 「差別はよくない」などの正論で封じ込めず、自分にもそういう感情があることを 受け入れられるか否かです。これは自分の「負の面」と向き合うことですから、 並大抵のことではありません。 また、カウンセラーには自己一致が必ず求められます。 自己一致とは、「こうあるべき自己像」と「今現在の自分の状態」にズレがないことを 指します。 長くなりましたが、乱暴にまとめると「精神的にタフである」性格が必要ということでしょうか。 自分のキレイな面も汚い面も受け入れる覚悟、ホンネとタテマエで逃げない強さが 必要と強く思います。
お礼
ありがとうございます。 >知能延滞の方(一般には知的障害と言う方)も面談対象です。 知りませんでした。