君が勉強が好きならば、そして、会計士になってからのことも考えるならば、会計専門職大学院に行きながら、専門学校へ行くのもよいかと思う。しかし、単に試験に受かるだけならば、専門学校一本で背水の陣でやるほうがよいかもしれません。ダブルスクールはかなりハードですし、朝から晩まで勉強している者が、やはり試験には受かっているようです。
経済的な面での問題は、専門職大学院は、授業料が高いこと。専門学校の機能も果たしているといわれています。たとえば関西ならば甲南大学のような私立の大学院ならば、その価値はあるかもしれません。しかし、兵庫県立大学のような公立大学の大学院ならば、授業料が安いので、その分、専門学校へも行けます。
会計士試験には、最終的には、計算問題の答案練習をしなければ、合格できないと言われています。しかし、その一方で、専門学校で教えられている断片的知識を詰め込むだけでは太刀打ちできないような問題も出題されるようになっています。合格者が増えた分、差別化をはかる意味で、専門職大学院卒の肩書きが就職に少しは影響するかもしれません。
いくつかの大学院のホームページをみられて、入試説明会に行き、カリキュラムの内容、合格実績、入学試験内容なども調べてみて、力試しに受験されたらいかがでしょうか。専門職大学院の入試に受からないようでは、会計士試験に受かるのも、なかなか難しいと思います。がんばって。