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大学教員
自分の将来について悩んでいます。 中堅クラスの大学で博士課程卒業後、アメリカで数年間研究をしていました。日本へ帰国後、中堅クラスの大学に教員として就職することができたのですが、自分の将来について不安です。 帰国後、様々な方々とお会いすると、自分が井の中の蛙という事を知りました。大学の良いポジションはほとんど、東京大学、京都大学などの旧帝国大学卒の方々がほとんどで、今後、今の中堅クラスの大学にいても、将来良くて、准教授、講師止まりということが見えてきました。 もちろん、優秀な方のように政治的なコネもなく、今の大学レベルでは今後の業績も予想できます。数年間後には、有名大学出身の優秀な方々にポジションをとられてしまうと思います。 やはり、あきらめて会社などでサラリーマンをやったほうが良いのでしょうか?アドバイスなどよろしくお願いいたします。
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- Biwako2
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アメリカで研究されていたということは、厳しいアメリカの研究者の世界を知っているということですね。それに比べれば、日本の大学はまだそれほどでもないのではないでしょうか。昔、シンダーマンという人の「サイエンティスト・ゲーム」という本をよんだことがあるのですが、それに描かれていた研究者の世界は、参考になりました。日本の現状はそれとは違うとは思いますが、理科系の大学だとすると、教授までの道は遠いと思います。私などは、最初から、文系のあまり人がやりたがらない分野の学問を志したため、それほど苦労をすることもなく、40過ぎで地方の国立大学ですが教授になり、今、3つめの大学にいます。文系の場合、大学により、昇進の条件は異なり、理系ほど学問が細分化していないせいか、分野によりますが、ポストはあります。講座制でない大学ならば、だいたい教授にはなれます。しこしこ論文を書いて、大学を移動することです。学会などで発表して、顔と名前を知ってもらい、人脈を作ることです。理系の場合はこういうことはむずかしいのでしょうか。研究費の面でいっても、文系は理系ほど研究費がいりませんから、どこの大学でもそれほど問題はありません。それから、もし、文系の大学で理系の人を欲しがっていればそこへ行くのも手かもしれません。数学者なら、経済学者に転向するとのも可能でしょうが、あなたの場合は無理でしょうか。あと、企業へ行くというのは、研究費の面では有利ですが、研究テーマを自分で決められないというのが、難点ですね。3Mのように自分の好きな研究をできる時間がもらえる会社があるとよいのですが・・・。
- goober453
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日本の大学の教員で東大や京大出身者が占める割合を知りませんが、私の少ない見聞でも以下のような場合があります。 1.東大出身で助手をしていたが、助教授、教授への昇進に見切りをつけて、いろいろな民間企業へ転進して役員にまで昇進した人―3人(1人は助手時代にアメリカに留学し博士号を取得、もう1人も助手時代にポスドクとしてアメリカ留学の経験あり、もう1人は留学経験なし) 2.地方のそれほど有名でない国立大学出身で企業に就職後、東大の技官から昇進して教授になった人-1人(留学経験なし) 3.地方の国立大学出身でアメリカの大学院に留学して博士号を取り、帰国後出身大学で助手から、順次昇進して教授になった人-1人 4.地方の国立大学出身で助手から順次昇進して教授になった人―1人(助教授時代にアメリカ留学の経験あり) 質問者の方の大学の様子は分りませんが、法人化されても国立大学には教員人事には旧態依然たる慣習があるようです。たしかに大学よりは企業のほうが、一般的に出身大学による昇進の差別は少なく、実力が認められているようです。大学と違って、企業では研究の自由は制限されるでしょうが、職階が多いので大学よりは昇進の機会が増えます。結局、研究の自由を選ぶか、昇進の機会が多く経済的にも恵まれる方を選ぶかということになるでしょう。 注:大学教員の肩書きは旧制度の時代のもの
手に入ったものは「絶対」離してはいけません。 ポスドクから抜け出しただけでも「スッゲー幸運」です。 ポスドク後就職したとすると三十五以上でしょう。この歳になると「世界最高」か「特技」があるかでないと企業で始めるのは無理でしょう。 准教授を目指して、人脈を拡げ、COEなどでお金を「あざとく」取り、ポスドクを「使い潰して」でも論文を稼がねばなりません。 東大出でも半分以上はあなたと同じかそれ以下の運命なのです。学閥の人脈で三十人に一人出るか出ないかの「先輩」、「同輩」、「後輩」の誰かが良い仕事をしたときに、後輩にでも頭を下げてプロジェクトの片隅に入れて貰い、NMRなどをを買って貰って必死にしのぎます。 学者の世界ってキツイですよ。 企業では入り口もキツイし肩たたきもドギツイです。
>>あきらめて会社などでサラリーマンをやったほうが良いのでしょうか? 強気になれない今の気持ちを持ち続けるなら そうしたほうが良いでしょう。 ちなみに東大京大卒の方々が派閥だけで教授になっているわけではありません。現在までの論文点数が高い、年齢が若い、教授審査会でのプレゼンが上手いという3点とも好成績を修めているからです。 あなたがあくまで研究職にこだわるのならがんばるべきだし、講師で終わるのがいやだと思うならば(要するに待遇ですね、この場合)はやばやと進路変更したほうがいいです。 ちなみに、あなたが仮に旧帝大卒であっても時の運で教授になれるかなれないか なんてコロコロ変わります。たまたま退官する教授が多い年に当たれば割と簡単になれますし、退官する教授が少ない年に狙えば当然厳しくなります。 もし教授まで目指すんでしたら、めざとく各大学の教授の退官時期など常日頃チェックして、どこのポストが空きそうか狙いを定めるべきです。