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酸化チタンと白金
ものすごく基本的なことなのかもしれないのですが、 本多・藤島効果とはTiO2とPtを水につけて紫外線をTiO2側に当てることにより(以下略)という事で、なぜ白金を電極に用いることが必要なのでしょうか? 白金が良く使われるということは知っているのですがなぜ白金なのかが良く分かりません。 どなたか詳しい方宜しくお願いします。
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光でTiO2の電子が励起され、出来た正孔が高い酸化力を持つのはOKですね。水が酸化され酸素が発生し、一方電子はPt側へ行き、プロトンが還元されこちらで水素が発生します。Ptの機能は酸化Niでも酸化Ruでもできますが、Ptがとくに水素発生の過電圧が大きく下げるとのこと。プロトンが水素になる部分でも電位、移動の問題があり活性化過程で過電圧があるのです。
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noname#160321
回答No.2
論文自体を読んでいないので(恥)他の電極を試したかどうか分からないのですが、両先生の当該反応は水の水素と酸素への「分解」です。 その場合、一極に白金を使用すると白金と水素の高い親和性のため白金側に水素が生じ、逆側に酸素が発生する過程が有利になると考えられます。 多分、最初は「不活性」担持体として白金を用いられたのではないかと推察しますが、それが結果として良かったのではないでしょうか。 詳細は両先生の論文に直接当られることをお勧めします。
質問者
お礼
水素と電極との親和性が以外と重要で実験当初とのよ予測の違いということなんですね。ありがとうございます! 先生の論文にあたってみます。
お礼
水素の発生という点で現行では白金が他に比べて一番向いているということなんですね。 もうちょっと勉強してきます。 分かりやすい解説有難うございました!