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漢字 部首とは?
部首はその字の意味を表すものと聞いたんですが、 「更」の場合、部首は「日」ですが、日=太陽 に関する意味を全然もってないですよね。 しかも「支」と「丙」をあわせた字だそうで「日」は最終的にできあがった形の「更」に入ってるだけですが、 部首とは そういう風に形と意味の2種類で漢字を分類するものなのですか?
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- kzsIV
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中国で漢字を字形によって分類した最初の字書は後漢代の『説文解字』で、当時使われていた小篆といわれる書体によって540部に分けました。「更」も小篆の字形「丙攴」に従って攴部に所属しました。「攴」の字は、攴部の最初の字なので、攴部の「部首」と呼ばれます。その後、書体が隷書・楷書へと変わり、「丙攴」は「更」の形になります。 明代に初めて画数引きの字書『字彙』が作られましたが、部を統合して214部にしました。このとき「更」は明朝体に従って曰部に所属しました。これらのことは、次の清代の『康煕字典』でオーソライズされました。 こうして部首が必ずしも意味を表さない漢字が生じました。
- trgovec
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確かに部首は意味を表すものですが 松、桜、樅 … 木 話、語、訴 … 言 意味というかジャンルを表す部分が部首になっています。意味を表す部分と読みを表す部分からなる「形声文字」は大方こうなっていますが、長い間に字形が変わってしまってそうもいかない字が少なくありません。「更」も形声文字で意味をになうのが「攴」、読みを表すのが「丙」だったのですがもはや原形をとどめていません。「攴」の部に入れると検索に支障が出るわけです。そのため“しかたなく”「曰(ひらび)」に入れたわけですが「日(ひ)」にしなかったのはなぜか?と言われれば満足な答えはないわけです。見た目が比較的平べったいから、では「それでいいんかい!」と突っ込みたくなります。 二つ以上の意味を表す部分を組み合わせた「会意文字」ではどちらを部首にするべきか明確な基準がありません。また「象形文字」に至っては分けられないのでまさか全ての象形文字を部首にするわけにもいかず、どこか適当な部首に入れるしかありません。「高」は象形文字ですがこれ自体が部首でしかも所属する字は「高」自身一つだけという“ふざけた”ものもあります。 日本では、中国の「康熙字典」という本をベースにしている漢和辞典が多く、旧字体の部首を考えねばならない場合があり、「帰」が「止」の部にあるようなことがあるのです(さらに当の康熙字典が形声文字の分類を間違っているとしか言えないものもあります)。 まとめると、本来の部首の分け方ではどうにもならない字も少なくないということです。部首をむやみに増やせないという事情もあります。 なお、電子辞書やweb辞書は複数の部首からたどり着けるようになっていますが、これは検索の便のためであり本来の考え方とは違います。
お礼
わかりやすい説明ありがとうございます。 部首って不規則でややこしいですねw
- bakansky
- ベストアンサー率48% (3502/7245)
とっても面白いところに着目されたものだと思います。 「更」という字の部首が気になったので調べてみましたら、下記のページに、面白いことが書かれていました。 → http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1423149289 これによると、「更」の字の部首は 「日」ではなく「曰」 と説明されていました。読み方は「ひらび」だそうです。 「太陽」とは関係なさそうです。 他にも「意外な部首」というのがあるようで、たとえば「尽」という字の部首は「皿」であるとか、「也」の部首が「乙」であるとか、びっくりです。 これは下記のページにありました。 → http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3364924.html 部首の分類は、歴史的に変化があるようで、辞書によっても異なっているという場合があるそうです。中国では、その文字の音も考慮されたみたいです (Wikipedia [部首])。
お礼
回答ありがとうございます。 ほんと漢字って難しい。。。 でもそこがまたいいんですよねー
お礼
ありがとうございます。 漢字の歴史は深いですね~