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怪獣への命名

おバカな質問ですいません。GW中ということでお許し願います。 ふと思ったのですが、もし仮にゴジラのような怪獣が実際に出現して暴れまわった場合、何らかの対応がされると思いますが、その際便宜上であれ、何か名前が付けられるのでしょうか? 付けられるとしたら、その命名権は誰に与えられるのでしょうか? おそらく新種の生物でしょうから事態が収まってから学名も与えられると思いますが、もし第一発見者が特定できた場合、その人の名前を組み入れたりできるんでしょうか?(多分辞退されそうですが)

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回答No.4

こんにちは。好天の連休だというのに風邪で熱を出して家でくすぶっている馬鹿者です。生物カテですので、まじめな生物学の話として書きます。 生物の名前を分類する仕方にはいろいろあるでしょうが、たとえば、通俗名と学名という分け方があります。通俗名は一般の人が日常使う名前、学名は研究者がコミュニケーションのために使う名前です。トキ(和名)、ダオギ(韓国朝鮮語名)という通俗名をもつ鳥の種の学名はNipponia nipponです。チンパンジー、クロショウジョウ、Chimpanzeeなどの通俗名を持つ霊長類の種の学名はPan troglodytes です。国ごと地方ごとなどにより通俗名は異なるので、研究者は万国共通の学名を使うのです。 通俗名の付け方には特に規則はありません。命名権などというものはなく、誰がつけたからいけない、どのようにつけたからいけない、という規則はないです。なお、和名のなかで、図鑑に載せる和名を「標準和名」といいますが、こういったものは専門家が集まる学会などで調整することがあるでしょう。ただしこれも強制力があるものではなく、自分の著す図鑑には別の名前を用いるのだと言って別の名前を使った図鑑を出版してもとがめられることはありません。 これに対して学名はおっしゃるとおり「国際動物命名規約」によってきちっとルールが決まっています。分類を研究し、類縁関係を明らかにして、ラテン語またはラテン語化した別の言語によって名前を与えられます。分類の研究に時間がかかることが多いため、学名が与えられるのはその生物の存在が認識されてからそうとう時間が経過してからということも多々あるようです。また、学名の命名にさいしては、後々に検証可能なように「この標本を使って新種であるということを確かめた」という「タイプ標本」を指定することが命名規約上求められていますので、怪獣であれ何であれ、最低1個体は採集して標本にする必要があります。 和名をフタバスズキリュウというクビナガリュウの仲間の化石は1968年に福島県で発見されましたが、ちゃんと研究されて学名がFutabasaurusu suzukiiとついたのは2006年のことだったそうです。 http://blog.goo.ne.jp/best-dreamer_no1/e/c7ac718b468f239eb5e0340651397406 フタバスズキリュウの学名にも和名にもスズキという名前が出てきますが、学名や和名に人名を付けることは「献名」と呼ばれます。しばしば一般に考えられているように、研究した人が自分の名前を付けるということはなく、新種発見のもととなった標本を見つけたあるいは採集した人、命名者が学問上世話になった人、学界での先達などに敬意を表して付けられるものです。 フタバスズキリュウの場合、和名はおそらくマスコミへの発表を前に関係者が相談して付けたのでしょうね。学名への献名はもちろん学名の命名者が行ったことです(佐藤、長谷川、眞鍋という研究者の方達です)。 献名はもちろん相手の人に敬意を表して行われますが、献名された人が迷惑に感じるという例はなくはないようです。下記ヤマサキオニダニの例は半分以上は笑い話とは思いますが。 ヤマサキオニダニ http://www6.plala.or.jp/guti/cemetery/PERSON/Y/yamasaki_te.html

chimneycat
質問者

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ご回答いただきありがとうございます。 こんにちわ☆ わたしも住んでいる土地柄(南紀白浜)うっかり外に出ると渋滞に巻き込まれる恐れがあるのでこの時期はうちでくすぶってます(泣) ご丁寧な回答をいただき感謝です。 ゴジラみたいな怪獣が出現したら、一種天変地異みたいなものでしょうから、報道する側としては取りあえず名前を統一したいと思うので、その場合はやはり時の政府に権限ありと思ったのですが。 怪獣を退治するにしても、超強力な武器で粉々にしちゃったり活火山の火口に沈めちゃったりしたら標本が残らなくなっちゃうからマズイですね。 あまり選択の余地もないとは思いますが、防衛省(とにかく退治したい)と文科省(何とか標本を残したい)で対処法をめぐってやりあったりするんでしょうかね?

その他の回答 (6)

  • tomajuu
  • ベストアンサー率38% (304/782)
回答No.7

全くのシロートの考えですみません。 ネス湖の「ネッシー」、池田湖の「イッシー」、多摩川の「タマちゃん」・・・ だれが付けたでもなく、自然発生的に便宜的な名が付けられると思います。 (それにしても地名からばかりで、面白みがありませんね・・・。) そりゃ、生物学的なチャンとした種名をつけるべきでしょうが、「ゴジラ級」の、街の破壊を仕事とするような生物が出現すれば、ノンビリ命名なんてしてられません。 ダレ・カレからとも無く、出現した土地にちなんだ、または破壊された施設をカラメた名で呼ばれるんではないでしょうか?とりあえずは。 または、マスコミの誰かが どこかで聞きおよんだ名称をメディアにのせ、それに引きずられるように国民も その名で呼ぶ。 ・・・こんなトコだと思います。

chimneycat
質問者

お礼

ご回答いただきありがとうございます。 確かに実際そんなことになったらどーなるか分かったものではないでしょうけど・・・ でも案外閣僚の中にもマニアックな方がおられますので、ここぞとばかりに張り切ったりするんじゃないかな?なんて思ってみたりもします。

回答No.6

NO.4, 5です。やっと熱が下がって今日は遊びに出かける予定です。 未知の巨大生物が暴れて社会生活等に各種の影響が出た、というような場合は、人間のしわざ(戦争など)とは違うので一種の災害という位置づけが可能かもしれないですね。 阪神・淡路大震災の命名は次のようになっているそうです。 http://www.bousai.go.jp/1info/kyoukun/hanshin_awaji/earthquake/index.html (1)地震の名称として、「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」と気象庁が命名。 (2)災害の名称として「阪神・淡路大震災」とすることを、閣議口頭了解(「今回の災害の規模が特に大きいことに加え、今後の復旧・復興施策を推進する上で統一的な名称が必要となると考えられたことから」、地震の約1ヶ月後に命名)。 だそうです。台風や地震の名前は気象庁が付けるのですね。 顕著な災害を起こした自然現象の命名についての考え方(気象庁) http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/meimei/meimei.html 気象庁が命名した気象及び地震火山現象(気象庁) http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/meimei/meimei2.html 未知の巨大生物が被害を及ぼした場合、言葉の上からは「顕著な災害を起こした自然現象」に含まれるかもしれませんが、それが現実に起こった場合は気象庁がカバーするかはかなり微妙な感じがします。やっぱり阪神・淡路大震災の命名の趣旨にある「今後の復旧・復興施策を推進する上で統一的な名称が必要」という点から、閣議で決める、という形かもしれません。 ネットでいろいろ調べて思ったのですが、やっぱり未知の巨大生物が暴れた、という事態は今までにないので、制度上想定されていないのですね(あたりまえか(^^:))。生物学的な命名はNO.4で書いたように研究者が時間をかけて行うでしょう。

chimneycat
質問者

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ご快癒の由、なによりです(^^)。わたしも自転車に乗って渋滞見物でもしてこようかしら・・・ ご紹介のURL興味深く拝見しました。 話はちょっとずれるかもしれませんが、一昨年の暮れに政府が突然みたいな感じで、「UFOの存在に関する政府見解」だかを発表しましたよね。 その乗りで、今度は「怪獣出現時の対処法における政府見解」なんてのも発表してほしいような気がしないでもないです。麻生さん、どうでしょうか?

回答No.5

すみません。NO.4です。フタバスズキリュウのスズキはリンクにもあるように鈴木直さんという、化石の発見者(発見当時高校生)に敬意を表して献名されたものです。

  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3634/18947)
回答No.3

最初に発見して報告した人の名前あるいは発見者が命名すると思います 最近恐竜の学名に発見者の日本人の名前が付きました 大勢の人の眼前に現れたのならそのときのエピソードから命名されると思います 東京湾のウミホタル付近にゴジラに似た怪獣が現れたら ウミホタルニア・ゴジラヌス なんて具合に (○_ _)ノ彡☆ ポムポム

chimneycat
質問者

お礼

ご回答いただきありがとうございます。 報道用の俗称はともかくとして、学名という事になるとNo.1さんの仰るようにいろいろと複雑なルールや規制があるみたいなので、単純に発見者が命名できるというものではなさそうですよ。 でも人畜無害な動植物とは状況が違うから、従来のルールは適用されにくいかもしれないですね。

  • MVX250F001
  • ベストアンサー率19% (700/3519)
回答No.2

ゴジラに似ていれば「ゴジラ」になると思いますよ、とりあえず 正体不明の生物が暴れまわったらマスコミに連日連夜大きく取り上げられるでしょう。取り上げる以上は何らかの名称がないと困るので、ゴジラに似ていれば自然発生的に「ゴジラ」と命名されると思います。ゴジラは有名なので 一部のマニアしか知らない怪獣に似ていても仮称としては全国的にピンとこないのでそれにはならないと思いますが 新種で学名とかはその後誰かが制度に従ってつけるでしょうが、俗称は「ゴジラ」とか他の特徴や出現した場所とかと合わせて「○○ゴジラ」と呼ばれるようになってしまうと思います

chimneycat
質問者

お礼

ご回答いただきありがとうございます。 なるほど、それはありそうですね。 でもちょっと芸がないかも・・・ 今だったら、オタクを自認する麻生首相がしゃしゃり出て、緊急に有識者(どんな連中だ)を集めて名前を決めさせ、閣議決定の後記者会見を開いて官房長官が発表・・・、と言うような流れをイメージしてたんですけど。 確か、以前に観た「ゴジラ」か何かの映画でも首相か、官房長官が記者会見の席で怪獣の名前を発表するシーンがあったという記憶があります。

  • ga111
  • ベストアンサー率26% (247/916)
回答No.1

第一発見者というだけではいけません。その生物の生物学的特徴を記述した学術論文を書いて、それが一番最初の論文であることが必要だと思います。第一発見者ではなく、その論文を書いたヒトが自由に命名することが多いですが、そのヒトは、暴れまわったいきさつを、命名に考慮するかもしれませんね。 たしか、ハエで「悟り」と日本人によって命名されたメスに興味を示さなくなる遺伝変異があったと思います。結局、その変異はホモセクシャルになる変異だったというとんでもないオチがあります。実は悟っていなかったらしい。まじめに答えてみました。

chimneycat
質問者

お礼

ご回答いただきありがとうございます。 おバカに付き合っていただき恐縮です。(でも半分くらいはまじめです) 質問の前にウィキペディアで調べたら、「国際動物命名規約」なるものがあるっていうことを知りましたが中身をよく読まないまま質問してしまいました。 彗星なんかは発見者の名前が付けられるので、同じようなものかとおもってました。

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