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傷ついた遺伝子が子孫へ
ヒトが生きてる間に、紫外線や活性酸素で傷ついた遺伝子は、アポトーシスする物もあれば、子供に受け継がれる物もあるそうです。 そうすると、若い男女と老いた男女の子では、前者の子のほうが傷の少ない遺伝子を持ってる事になるのでしょうか?
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言葉足らずだったみたいですね。すみません。それから、染色体と遺伝子の使い分けも難しいですね。 >親のガンを引き起こした遺伝子はすべての卵子に引き継がれるのではなくて、一部の卵子に引き継がれ、そしてその卵子は染色体に異常があるので流産される事が多いという事でしょうか。 親の癌を引き起こした遺伝子異常は卵子に起こるのではなく、体細胞に起こることが普通です。卵子に「癌を起こした遺伝子変異」が残っているわけではありません。癌が起こりやすくなる遺伝子変異をもともと持つことはあります。また、#3にも指摘があるように、単一遺伝子で癌が発生することはなく、1対の遺伝子に異常が発生したり、複数個の遺伝子に異常が発生したりすることで起こります。 仮に、癌が起こりやすくなる遺伝子異常が卵に起こったとして、その遺伝子に異常が起きる確率と、それが修復されずに受精まで残る確率、アポトーシスに誘導されない確率、さらに1回の排卵では数百個の卵子から選ばれた1個が排卵されていくので、そこに残る確率、それが受精する確率、その遺伝子異常が発生段階で影響を与えない確率、などなどを考えると相当頻度が下がってくると思います。 >卵子に遺伝子異常があれば流産として現れるとは? >なら何故に遺伝子が欠けたダウン症をはじめとする >多くの遺伝子異常の子供が普通に生まれ育っているのか?? DownにしてもCat cryにしても「染色体」異常としては軽いものですから、なんとか出生までこぎつけることができるのです。大部分の致命的な染色体異常は流産してしまうので、出生につながるのはDownやCat cryといった軽症の染色体異常か、そういう染色体異常がない場合と言えるのです。多くの染色体異常の子どもが普通に生まれてくる以上に、多くの染色体異常の胎児が流産しているということです。現に、流産した胎児を調べると高い頻度で染色体異常がみつかります。また別の観点では、Downは21番染色体が3本ある異常、Cat cryだと5番染色体の部分欠損、それ以外にもいくつか染色体異常がありますが、1番染色体が3本ある児はほとんど出生に至らないんです。確率論で言えば、21番染色体と1番染色体の異常はほぼ同様な確率で起こるでしょうけれど、実際に生まれてくるのは21番染色体のDown症候群くらいであり、1番をはじめその他の染色体異常は流産していることになります。 「遺伝子」異常の話となるとさらにややこしくなりますので割愛。
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- nakayan57
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No.1の回答した者です。 卵子の遺伝子異常はあり得るし、 その卵子が受精もすることは 先にNo.1で書いてますが。 NO.2の方の 卵子に遺伝子異常があれば流産として現れるとは? なら何故に遺伝子が欠けたダウン症をはじめとする 多くの遺伝子異常の子供が普通に生まれ育っているのか?? 説明が付きませんね。 流産しやすいと考えられる。なら、納得できますけれども。 と色々書いても、どうせ無駄なような気もしますがw それに癌になる体質の遺伝は 遺伝子の異常では無いと思います。 髪が黒いとかそういった遺伝情報の一つと考えられます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 たいへん勉強になりました。
- sodenosita
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同じく生殖細胞という仮定の上で。 >若い男女と老いた男女の子では、前者の子のほうが傷の少ない遺伝子を持ってる事になるのでしょうか? 頻度的には老いた男女というよりも老いた女性というほうが正しいかもしれませんね。男性の場合は、ご存知のように、精子細胞は掃いて捨てるほどあり、毎日産生され、使い捨てです。卵の場合は、出生時のすでに一定数の上限があり、新たに産生されることなく、それが徐々になくなっていきます。卵内の遺伝子やタンパク質に異常は蓄積されていくことになり、染色体異常の発生頻度は高くなるでしょう。しかしながら、これらの染色体異常の多くは流産という形で現れます。それゆえに、無事出生してきた子について、質問のような現象が起こっているかといえば、そんなことはないと思います。この「子」に胎児や胎芽を含めるかどうかによりますね。
補足
ご回答ありがとうございます。 親が30代でガンになった場合どれくらいの確率で同じガンに子供がなるのかという事に置き換えると、親のガンを引き起こした遺伝子はすべての卵子に引き継がれるのではなくて、一部の卵子に引き継がれ、そしてその卵子は染色体に異常があるので流産される事が多いという事でしょうか。
- nakayan57
- ベストアンサー率29% (94/321)
題名が子孫へと言うことなので 体細胞遺伝子の事ではなく 生殖細胞での話と考えます。 精巣、卵巣に紫外線を当てて生活してる人、どれだけ居ますかね? 活性酸素の影響、年齢差より個人差の問題でしょう。 精子は遺伝子異常があるとまともに動きません。 (一ヶ所でぐるぐる回っていたりする) なので、人工授精でもしない限りそのような精子が受精することはありません。 問題は、卵子ですが年齢が高くなると異常減数分裂をするようになり 遺伝子が多かったり少なかったりしてきます。 よく耳にする物でダウン症がありますね。 猫泣き病(オギャーと泣かずミャーと泣く)等色々あります。 そういう意味でなら、 高齢な方が異常な遺伝子を持つと言えるかも知れません。
お礼
たいへん勉強になります。 知的好奇心も湧いてきました。 ありがとうございました。