最近のトンネル天井落下事故の件
送電線鉄塔に使用されている懸垂碍子の構造を参考にしたら良いと思いますが、、、、
今日12/8のNHKのニュースでボルトが天井から抜け落ちた原因が、このボルトが天井の穴に接着剤で取り付けられていたとの放送がありました。この方法では抜けるのが当たり前だと思います。
高圧送電線に使用される懸垂碍子も重量を支える原理は基本的には同一です。つまり垂直にかかる重力に耐えて送電線の重量を支えています。
しかも鉄塔につながる上部の金具Aと、電線を支持する下部の金具Bを絶縁するために両者の間には、絶縁物の碍子があります。
金具Aと金具Bをつなぐのに接着剤では強度的に持ちません。このため懸垂碍子では金具Bの上部は楔構造になっていて、電線重力の絶縁物にかかる力を水平分力が大きくなるようにしています。このようにすることにより絶縁物には圧縮力が働きます。この圧縮力は外側にある円形の金具Aで支えます。陶器ベースの絶縁物は引張力には弱いが圧縮力には非常に強いものです。この原理を生かして懸垂碍子は重い送電線を風雨にさらされながらも確実に支持しています。しかも超超高圧になるとこの重量のある懸垂碍子を何連も直列につないでいます。
このような構造は利用できないのでしょうか?
なお懸垂碍子詳細構造はメーカに聞けば教えてくれると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。