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臨床心理士を目指している大学生を主人公にした漫画を・・
私は漫画家をやっていて、今臨床心理士を目指しながら色々模索し頑張っている人間を主人公にしたお話を、編集の方と作ろうかと調べております。 そこで、臨床心理を学んでいる学生の方、または元学生の方にお伺いしたいのですが大学の講義や実習でどんな事をやっていたか教えて頂けないでしょうか? 例えば一年では一般教養が半分だけど○○学や○○論の授業があって 二年になるともっと実践的な授業が入ってきて・・・ などおおまかな感じでもかまいませんし、覚えている講義内容だけでもかまいません。 あとできればもう一つその中で面白いなと思ったものや これは大変だったと思ったものなどがあれば 具体的に教えて下さると嬉しいです。 その他何かアドバイスなどいただけたら有り難いです。 宜しくお願い致します!
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- daidokor_o
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NO2です。 おはようございます。 心理学で行われる動物実験は歴史もあり、人間だけでなくラットや犬、鳩、亀や魚なんかも研究されています。心理学といえば有名なパブロフの犬の実験がありますが、実験系ゼミはこれと同様に条件付けの研究をしているようです。私は臨床系のゼミなのであまり詳しいことはわかりませんが、ラットA群に通常の個体、B群には定期的にアルコールを接種させた個体を用意し、様々な条件下で群の比較を行う等の研究がされています。えさやりや観察だけでなく実験終了後はラットを注射で処分するため、抵抗ある人は多いですね。 一方、同じ心理学でもゼミによって内容はばらばらです。 発達心理学系のあるゼミは幼稚園に通いつめ (観察法による言葉発達の研究等)、 応用心理学系のゼミは製造業の会社訪問ばかりやっていました(作業効率の改善研究等)。 私の所属する臨床系ゼミでは、先生が描画法の専門家であるためロールシャッハテストやバウム(樹木)テスト、家族画などを通して行う心理学的アプローチを研究しています。 実際には心理学誌の論文を読み、既出の実験の追加実験や比較実験行います。 心理学は取っ付きにくいですが 知れば知るほど身近に感じてきます。だって私たち人間を研究する学問なんですから。 頑張って下さい^^
- _supika
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回答no.1です。 ○勿論ゼミもありましたが、それ以外にも専門科目がいくつか。 ゼミについてはno.2の方が仰られているので省きます。 例えば臨床心理学は更に細かい領域に分けることができるのですが、一、二年生の時に臨床心理学とはなんぞや?という全体を学び、三、四年生では臨床心理学の細かい領域の中の一つを詳しく学ぶという感じです。 ○ストループ効果の実験は、学科内で3人1組のグループを作って、一人が教示を与え、一人が言語外反応、時間などを測定、もう一人が被験者という感じで、役割をローテーションさせます。 実験期間は一日(というか、一時間内ですね)。 終わったら一週間以内にレポートをまとめて提出という感じです。(早く提出すれば、教授のフィードバックがもらえますが、単位がもらえればそれで良いという人はギリギリまで出さないし、教授も高い水準のものは求めませんでした…書いてさえあれば良いというような) 必修の基礎実験では基本的に学科外の人間を使って実験するという事は無かったですね。(アンケートを学科外の人間に求めることはありましたが) ○私は臨床心理士挫折組なのであまり参考にならないかもしれませんが; とにもかくにもお金がなかったので、アルバイトをやらなければ持ちませんでした。バイト先で休憩時間に勉強したり、寝る前やお風呂に入りながら参考書を読んだりと、使える時間は使いました。 英語は用語を叩き込めさえすれば、あとは高校英語の文法レベルでなんとかなるのかも。(それでも長文を読みなれていないと大変ですが…)心理学用語は、心理学辞典を引いて要所を押さえるという感じでした。 希望していた教授のゼミから漏れてしまい、そのゼミでは進学を目指す人がいなかったので、教授もあまり熱心に指導してくれませんでしたね。先輩に聞いたり、他大学の友人を通じて、院生とお話をしたりとほぼ手探りで、勉強自体よりも、勉強方法を探る時間の方が大変でした。 自分の希望する研究室に入れるように、研究室を訪問したり論文を読んで勉強したり…半ば就職活動のようなものかもしれません。 予備校に通う人の中では、予備校で現実に打ちのめされて諦める人も見られました。 要領が良い人は予備校に通わず、バイトをやりながらでも余裕で進学してます。 基礎がしっかり出来ていれば何とかなる事もあるので、一、二年の勉強を忘れなければそれほど忙しくないのかもしれません。
お礼
回答ありがとうございます! 細かいところまで回答して下さって大変感謝です。 ストルーブ効果の実験は漫画の中で面白く使えそうな感じがします。 >○私は臨床心理士挫折組なのであまり参考にならないかもしれませんが; いえ、それこそ色んなタイプの人物像がほしい所なので むしろありがたいのです。 自分の希望する研究所に入るために・・と、そういう活動も するということで、やはり普通の文系の大学の学生に比べたら のんびりしていられない状況なのでしょう。(もちろん違う方もおられるでしょうが・・) とりあえず頂いた情報をもとに構想を膨らませて行こうと思います。 本当にありがとうございました。 また別な形で質問を出すこともあるかもしれませんが またご協力いただければ幸いです。
- daidokor_o
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おはようございます。 NO2回答者です。 せっかくなのでどんどん聞いて頂ければと思います^^ 心理学基礎実験演習ですが、これは結構大変でした。授業は週に1度、2週に渡って1つの実験をします。遅刻厳禁で教室からシャットアウトされます。先生は実験毎に変わります。2年はまだ履修できる限度いっぱいまで授業を取っている人がほとんどで、授業の合間の内職や提出前の徹夜はよくありました。真面目に取り組めばなんとか単位は取れますが落とした人は数人知っています…。認定前に、ヤバい人は呼び出しがあって教授から指示を受けます。正攻法ではしんどいため、サークル等から前年度の先輩のデータを手に入れて改ざんする人もいます。しかし、後期にもなればほとんどの生徒に行き渡るため、データだけでなくレイアウトや語尾を変えるなどなかなか細かな作業が必要です。友人は同じチーム内で酷似したレポートを提出したため、厳重注意で書き直しをしていました(認定はC)。先生もなるべくなら落としたくはないと思っているのですが、提出期限や採点基準が厳しく、再提出は出来が良くても認定ランクは下がります。私はレポートの点が毎回AかB+だったので(Sが一番良い)身内の葬式で授業に出席出来なかった時は、一週分のレポートを必死で書き提出しました。しんどかったです。友達同士の情報交換や共同作業は必須です。社会人や中国の留学生は真面目でレベルが高かったですね。あと、おまけに授業後には4年生による意識調査アンケート等があります。卒論に使用されるものなので、協力してあげて下さいというものです。 ゼミの人気はやはり偏りがあります。特に臨床系は、それを学びたくて入学した人が多いですから人気です。院へ行きたい人は学部長や権威ある先生のゼミに行きたいようです。実験系ゼミはネズミの世話で夏休みも大学に行かなくてはならないため敬遠されます…。先生は素敵なのですが。 臨床心理士を目指す人は大変ですが、院を目指さない者にとっては2年度の実験が大変なくらいで、あとはサボってても要領よくやれば普通の大学生活を送れます。進学する人は、身体障害をもつ児童を支援するサークルに入ったり短期留学をしたりしていました。教職取ってる人はさらに授業が重なるため大変そうで、一度は取ったものの諦める人が多いです。
お礼
回答ありがとうございます! >せっかくなのでどんどん聞いて頂ければと思います^^ そういって下さると助かります! ではではもう一つよいでしょうか・・・ >実験系ゼミはネズミの世話で夏休みも大学に行かなくてはならないため敬遠されます…。 心理学の実験でもネズミを使うことがあるんですね。 知りませんでした。 それでこのネズミはどういった実験に使われるのでしょうか? >サークル等から前年度の先輩のデータを手に入れて改ざんする人もいます。 なるほど・・必死な感じが伝わってきます。 どこにでもこういう人はいるのですね 笑 おかげさまで生き生きとした学生さんの生活の概要が見えてきつつあります。なかなか内部の実際というのは聞いてみないと 分からないことなので生の情報は貴重です。 ありがとうございます。 引き続きまだまだ色んな情報を集めておりますので 別の形で質問を出すかもしれません。 その時またご協力頂ければ幸いです。
- daidokor_o
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NO2の回答者です。 捕捉ですが、面白かった授業はやはり実験です。レポートは嫌でしたが… 反応時間の測定…パソコン画面にパパパッと表示される記号や数字を覚えるものです。ゲーム感覚で面白く、記憶の不思議に触れることができます。 これは統計で処理して各実験条件下の反応時間を図ります。 触二点閾の測定…2人一組で一方が棒の先を相手の体の各部それぞれに1点または2点に当て(お箸を開いて持ってピッと当てる感じ)、相手は目隠しをして1点か2点かを感覚で当てっこします。腿が鈍感で、舌が一番敏感という結果になります。腿なんかは10センチ離して2点おいても1点にしか感じられないという不思議体験ができます。 色視野の測定…視野計という装置を用いて、視野内における色彩が認められる範囲(色視野)を視界に入る指標の大きさや色別でどのように認知に差が出るか検討するもの。 わかりにくい説明でしたらすみません。また既にご存知でしたら蛇足でした。 あとアドバイスですが、大学の本屋へ行けば学部・年度別に参考書が置いてありますので、参考にされると良いかもしれません。 NO1の方が回答されているように、統計学は真面目に取り組まないと苦労します。現在はPCソフトでエクセルから簡単に計算してくれますが、検定の意味を理解していないと使いこなせません。また英語も重要で、読解力は院の試験科目にもなります。論文購読には英文理解が必須だからです。
お礼
ありがとうございます。 ここで質問すると多くなってしまいそうなので、 自分で調べていきたいと思います。 アドバイスもありがとうございます! 参考書も後に手に入れたいと思います。
- daidokor_o
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こんにちは 現在大学で臨床心理学を専攻しております。心理学においては歴史もあり、わりと有名な大学です。今年4年になります。 まず大学によって様々でしょうが、私の大学では入学当初から分野を分けることはせず、基礎心理学・発達心理学・応用心理学・臨床心理学という4つのフィールドを広く浅く学ぶところから始まります。おおよそ2年次までに心理学の基礎を固め、また実験レポートなどを通して卒論に対しても土台作りを行います。3年次のゼミからは生徒各自がいずれかの分野を選び、その分野を専門的に研究をされている教授の下でそれぞれに学ぶことになります。 4年次は3年次で学んだ知識を生かし卒論に取り組みます(ゼミ教授の指針によっては、自由課題もアリ)。臨床心理士の資格を得るためには院へ進み修士過程を取る必要があります。同大学の大学院試験では卒論が提出物となるため院へ進みたい学生は受験勉強と平行してレベルの高い卒論を完成させます。 授業内容↓ 1年…一般教養、語学、体育などの全学部共通科目が中心。学部固有授業は、心理学概論(歴史・分野を知る)心理統計法(実験レポートにおいて結果を整理するために必要不可欠)現代心理学の諸領域(ゼミ教授が毎回入れ替わって研究内容を紹介する→感想をレポート)心理学購読演習(英語の論文を読む)統計学は真面目に取り組まないと卒論で苦労する。 2年次…必修科目は心理学基礎実験演習。隔週で11の基礎実験(鏡影描写・色視野の測定・触二点閾の測定・マグニチュード推定法等)を約半日かけて実験し、論文を完成させる。論文は要求されるレベルが高く、A4用紙15~20枚以上になるものを隔週で提出のためかなりキツい。先輩の前年度データは出回っているが、実験結果は班ごとに整理されるため参考程度にしかならない。心理学部に入るとこの授業が一番大変で、年間で3つレポートを提出できない時点で即留年が決定となる。また全てのレポートを出したところで採点基準に達しなければ落とされる。学期末にゼミ紹介があり、各教授のゼミのオリエンテーションがある。 3年…1、2年できちんと単位を納めた人は週3登校するくらいにラクになる。ゼミ選択。希望は抽選で決まるが、第一希望のゼミ教授には手紙を書いたりもする。ゼミは教授それぞれの授業内容。教授の実験の助手をしたり、論文研究など様々。学年末から就職組は行動開始。進学(院)組は教授の指示で受験勉強。 こんなかんじです
お礼
早速の回答大変ありがとうございます。 多くの貴重な情報を頂いたのでなんとか噛み砕いていきたいと思います。 質問したい事は山ほどあるのですが(汗) とりあえずとても気になった部分 2年の心理基礎実験演習の論文、レポートがキツい所です 寝る間を惜しんでやるような感じですか? ここで留年決定になってしまう人は結構いるのでしょうか? あと三年のゼミですが、やはり人気の片寄りなどあるんでしょうか? ほんと質問ばかりですみません。 良かったら教えて頂けたら嬉しいです。 しかし臨床心理士の資格取得の道のりというのは 厳しいとは聞いていましたがお答えを読んで 更に険しそうだと感じました!(汗)
- _supika
- ベストアンサー率33% (8/24)
大学によって違うでしょうが、私の場合は一年生は臨床心理学、発達心理学、教育心理学など、ひたすら心理学概論(必修が多かった…)を学びました。後は学科外科目や教養。割合的には学科と学科外科目半々くらいですね。 二年生になってから、大まかなコースに別れ、教育方面を学びたい人は一年次より専門的、実践的に発達心理学や教育心理学を学び、臨床方面の人は心理アセスメント、精神分析、行動療法などを学び始めるという感じです。コースに関係なく、実験や統計学、心理学史(どういう心理学者がどういう実験をして、何がわかったかなどなど…世界史のような感じ)などの必修が入り、専門科目がやや多くなる感じです。 三年、四年生は、ほとんど専門科目で、学科外の人は何をやっているのかよくわからないような科目ばっかりです。一、二年生時に学んだことの復習のようなものばっかりですね。 面白いなと思った講義は、アドラー心理学ですかね。 自分が劣等感が強い人間なので、劣等コンプレックスなどは興味深く学べました。 実験や統計学は大変だったという思い出しかないですが、認知的葛藤(ストループ効果)の実験は面白かったです。(文字色は赤で、"あお"と書いてあり、その色名や意味を答えさせて、掛かった時間や間違い、言語外反応回数を測定するもの) 統計学は数学が得意な人はすいすい飲み込めてましたが、ガチガチの文系の自分は、t検定の時点でかなり躓きました。 (未だにどういう実験でどういう統計法を使えばいいのか戸惑うときが…) 臨床心理士を目指すという事であれば、英語も心理学用語を覚えたり、論文や紀要を大量に読む必要があったりと、大変です…。 まだまだ書き足りないくらいですが、大体こんなところでしょうか。 バラバラで申し訳ないですが、参考になれば幸いです。
お礼
早速の回答大変ありがとうございます! こちらはまだ心理学の知識も浅いので書いて下さった学問が どういうものなのかほとんど分かりませんが(汗) それぞれ追って調べていこうと思います。。 >三年、四年生は、ほとんど専門科目で、学科外の人は何をやっているのかよくわからないような科目ばっかりです。一、二年生時に学んだことの復習のようなものばっかりですね。 これはいわゆるゼミというものですか? 教授に付いて・・・そういうこともよくわかっておらずすみません。 >認知的葛藤(ストループ効果)の実験は面白かったです。(文字色は赤で、"あお"と書いてあり、その色名や意味を答えさせて、掛かった時間や間違い、言語外反応回数を測定するもの) この実験は実際どういった形でやるのでしょうか? 被験者は他の学生を集めて? 何人くらいに、どれくらいの期間でやったのか 教えて下さると助かります! >臨床心理士を目指すという事であれば、英語も心理学用語を覚えたり、論文や紀要を大量に読む必要があったりと、大変です…。 あともう一つですが これだけの学問を頭に叩き込まねばならない臨床心理を目指してる方の 学生生活っていうのは勉強が忙しくてバイトどころではない 感じなんでしょうか?? 質問ばかりですみません。 もし良かったら教えて下さると有り難いです。
お礼
回答ありがとうございます! 動物実験の詳細ありがとうございました。 >えさやりや観察だけでなく実験終了後はラットを注射で処分するため、抵抗ある人は多いですね。 ・・なるほど。処分してしまうんですね。そういう勉強とは別の部分 での葛藤もある、興味深いエピソードを頂けた気がします 笑 あとゼミの選択によってやる事が全く違い、 将来の選択にかなり影響してゆくんだという事が良く理解できました。 >心理学は取っ付きにくいですが 知れば知るほど身近に感じてきます。だって私たち人間を研究する学問なんですから。 頑張って下さい^^ 激励のお言葉ありがとうございます。 そうですね、私は最近まで心理学について何も知らなかったのですが 調べるにつれて、その面白さにどっぷりハマりつつあります。 心理学すごく面白いです。 daidokor_oさんも勉強大変だと思いますが 臨床心理士を目指されているのでしょうか? ご活躍されることをお祈り申し上げます^^