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擁壁 施工 重力式 L型
1年前に新築1戸建てを購入しました。 2方向(南・西)が斜面の土地です。擁壁が2方向にあり全て重力式と説明を受けていましたが、南の一部が重力式の上にL型の擁壁が組んであることがわかりました。 重力式は、高さ1.5メートル、底辺(幅)90センチ その上に L型は、高さ2.1メートル、底辺(幅)2メートル となっています。 このような施工方法を見たことがないので、問題ないのかわからず困っております。施工業者は、「問題なく安全」と言っているのですが…。そもそも、重力式の上にL型を施工することは問題ないのでしょうか?素人目には、倒れそうで心配です。 よろしくお願いします。
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#1&3です。 画像拝見しました。この構造だと置換コンクリートではなく、質問者さんが云われるように重力式擁壁の上にL型擁壁を重ねたものですね。 構造上の大きな問題点としては、 1.重力式擁壁が重なっているL型擁壁とその裏込め土砂及び上載荷重に対して十分な強度と安定性を確保しているとは思えない。 2.L型擁壁が宅地造成等規制法施行令に基づく根入れを確保していない。 の2点が上げられるかと思います。 1については、重力式擁壁の天端幅が20cmとのことですが、これはあり得ません。道路用の重力式擁壁だと30~40cmが標準ですし、小型重力式でも25cm以上となっています。その上にこのような重量構造物を載せたら、コンクリート自体が持たない可能性が高いです。 2については、安定計算上は根入れは考慮しないのですが、やはりそこは基準というものがあります。宅地造成等規制法は必ずしもすべての宅地に適用されるわけではありませんが、その場合でも一応の目安として準拠するのが通例です。建築確認の対象とならない構造物であれば多少大目に見られることもありますが、今回の場合は明らかに地上高さが2mを超えているので建築確認の対象となります。 いずれにせよ、L型擁壁の根入れがきちんと確保されているならともかく、このような状態は設計上はあり得ません。おそらく確信犯的にやっているのだと思います。 そうなると他の回答者さんもいわれていますが、業者は適当なデータをでっち上げて「安全である」と結論づけてくる可能性が高いでしょう。あとは行政側がどの程度まで対応してくれるかですが・・・
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#12のcyoi-obakaです。 >素朴な質問で申し訳ないのですが、申請をしないで擁壁を組むことの利点とは何なんでしょうか? >擁壁の費用が安くなるから? >土地の税金が安くなるから? 正直判りません! ただ、安全という感覚が希薄で、金儲けを優先しちゃうんでしょうネ! 確かに本件の場合、正規に申請して擁壁を築造すると、きっと倍以上の工事費が掛かった事でしょうね。 設計費、下の重力式擁壁の解体費、根伐量の増加に伴う工事費、正規の擁壁の場合の材料費及び加工組立ての人件費の増加とネ! それを販売価格に添加すると、売値が高額になって売れなく成る。 という単純な事でしょうネ! でも、現実はどうでしょうか? 信用は失うは、 再築造でもっと工事費が掛かるは、 何も良い事ありませんよね~! バカな話です。 目先の事ばかり考えるから、こんな事になるんですヨ! これって、人生の全てに通じる事ですね~! 以上、参考意見です。 しかし、kaikuma08さんには、結果として良い方向に進みそうで、何よりでした。
お礼
cyoi-obakaさん ご意見ありがとうございました。 なんとか良い方向に進みそうです。 ただ、建築士協会は、ハウスメーカーが建築士の免許を持っておらず、設計は外部の建築士に委託しているため、他の団体が対応してくれることになりそうです。 いろいろありがとうございました。
#2、5、8のcyoi-obakaです。 確かに#11のmr19mさんのご意見は、的を得てますね~! 私なんて、先月から訴訟事件を2件担当する事になってしまいましたヨ! どちらも行政の無責任な判断から、一般庶民が迷惑を被っている事件なんですがネ。 建築設計が本業なのか? 民事(行政)訴訟が本業なのか? 自分でも困惑している今日この頃です! 困ったもんです、どこの行政も…………ウンザリです!!!
お礼
cyoi-obakaさん、ご意見ありがとうございました。 下でも書いたのですが、市の担当者さんは一応売り主側にも調査してくれることになりました。 cyoi-obakaさんも、大変でしょうが、頑張ってください! 皆さんのご意見を参考に売主に交渉してきたところ、先ほど、売り主の担当者が来て、少しだけ状況が良くなりました。 (社長は1度も出てきていません。この点も腹立たしいのですが。) 売主が、「再構築」を提案してきました。申請もするとのことです。 しかし、申請していなかったのに、何故今になって態度が急変したのでしょうか…。市からはまだ連絡は入っていないと思うのですが。 弁護士に相談の上、訴訟の話はしましたが、それが効いたのでしょうか。 ですが、本日また新たに擁壁の接合部が離れ始めている箇所が見つかりました…。 これで、擁壁を組んでいるすべての箇所に不具合が見つかりました。 素朴な質問で申し訳ないのですが、申請をしないで擁壁を組むことの利点とは何なんでしょうか? 擁壁の費用が安くなるから? 土地の税金が安くなるから? 業者が何故こんなことをするのか、全くわかりません。
- mr19m
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No.4です。 ご相談先ではありませんが、私の個人的な経験で書きます。 私の近所の擁壁事例ですが、隣地と自宅との境界線上で 高さ3m近い擁壁の不具合(亀裂)が、ある地震の影響で、極めて大きくなり、市役所ヘ相談に行きました。 (非破壊検査の結果、ほとんど無筋状態で違法工事でした) その時、お役人様から、「民民の事案の為、市としては、何も出来ない」と言われました。 が、弁護士さんを通じて、行政指導を要請したところ、隣地の地主に対して「是正命令書」を出しました。 しかし、隣地の地主は、市役所の是正命令書を、無視。 結局、裁判に・・・・・ (数年後、判決確定にて、築造し直しました) 今回の場合、ご自宅敷地内の擁壁であることですので、突っ込んで市役所にご相談されれば、地主(擁壁所有者である貴方)に対して、不安定な擁壁を是正するように、指導される可能性が高いと思います。 最終的に、指導や命令は、業者ではありません。擁壁の所有者(管理者、占有者)です。 建築指導課と言う部署がありますが、実際、違法建築物等があっても 施工業者を指導するのでは無く、建物所有者に対して行政指導を、おこなっているのが現状と思います。 何も知らずに、購入された方が、悪者扱いになるなんて理解出来ませんが、役所という所は、あてに出来ません。 市役所は、警察では無いので、何も言えないと決めつけているようです、市は誰の味方か?と聞けば、貴方(納税者)よりも業者の味方に近い? >何のために、申請が必要なのでしょうか…。 >これでは、違法な建築を何でも野放しという事では? 弁護士さんから、直接、担当部署(課長クラスより上)に直談判されれば 少し対応は変わると思います。 日本の役人は、ほとんど「事なかれ主義」です。 建築士事務所協会にご相談されたようですが、【阪神大震災のエリア】であれば、兵庫県建築士事務所協会の会員さんなら、阪神淡路大震災時の擁壁被害に詳しいと思います。 当時、建築基準法は、問題無くても、擁壁の安全性が立証出来ずに、確認受理出来なかったケースが、多かったと聞いています。 また、被災地では建売住宅を中心に、擁壁の安全性を無視した新築物件が、多かったと記憶しています。 大きく亀裂の入った石積み擁壁の表面にコンクリートを塗りつけ、L型擁壁として築造し直したように見せかけたとか・・・・ >「擁壁は土地の土を抑えるものであり、建物は基礎及び基礎に杭打ちを行っておりますので、強度的にも問題ありません」 確認審査機関も、擁壁が崩壊しても、建物が崩壊しないようにと 基礎下部に簡単なH型の鉄骨を埋設するように指導し、受理していたケースとか・・・・ (申請時、該当擁壁が安定か?不安定か?については不問) ですから、今回の業者の見解は、当時の建築行政の考え方を踏襲していると思います。 平成19年6月の改正建築基準法以前は、行政も、業者も消費者の安全は、二の次でした。 「問題なく安全」と言う擁壁が、ご希望であるなら、裁判の覚悟(準備書面、証拠資料集め)も必要かと思います。 多額の費用と、年月も覚悟しなければなりません。 何の参考にならない回答で、申し訳ありません。
お礼
再度、参考になるご意見ありがとうございました。 仰るように、市の担当者は、現在の持ち主に対してのみ指導を行うことになっている、ということで何もできないということでしたが、 相談しているうちに、購入以前から 「法には触れないのか?」 と問い合わせていたが 「法に触れていないし申請も必要無い」「強度計算しなくてもよい」 と回答したことに問題があるので、市として売主に確認を入れます。 ということで、一旦調査に入っていただけることになりました。 裁判となると、仰るように費用と年月がかかると思いますので、なるべくは避けたいところですが。
- isaokunn
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isaokunnです わたしの能力ではこの擁壁の安全性を確かめるのは無理そうです。 計算仮定の土質係数をかえれば結果はどうとでもなります。 仮に、工務店が計算書もどきを出してきてもその結果に信憑性はないはずです。 もし事務所協会に入会していない建築士事務所では事務所協会からの仲裁は出来ないことになっていますが、現在、耐震偽装事件の後で業界全体として信頼をとりもどすのに必死になっています。相談に行った事務所協会が親身になって相談に応じてくれることを願います。 一部の建築士(建設会社)が確認申請制度を曲解しています。構造物の安全性の確認は全部の建物(工作物)で必要です。
お礼
ご意見ありがとうございます。 本当に皆さんのような方がいらっしゃるだけで、少し楽になりました。 明日、協会へ指定用紙に記入しましたので提出しに行ってまいります。
#2,5のcyoi-obakaです。 画像見ました! ヤッパリでした!! 下の重力式擁壁と上のL字擁壁は築造時期が違いますネ! ウ~ン再築造ですね!これは………(私見です!) 構造設計の専門家の#7さん(isaokunnさん)及び#1さん(char2ndさん)の見解はいかがでしょうか?
お礼
ご意見ありがとうございました。 ここを駐車場に使っていますが、点圧不足で地面が下がってきています。 どこもかしこもこんな状態で滅入ってきてしまいます…。
- isaokunn
- ベストアンサー率24% (43/179)
1年前というと検査済証とか確認済証が残っていると思いますので設計・監理をした建築士事務所及び建築士がわかるはずです。 お近くの地域の建築士事務所協会が4月から苦情の窓口になりましたのでそこで相談するのも方法だと思います。 建築士法が改正されて、違法な建築をした建築士が多数処分されています。強度に重大な欠陥があるような重大な場合は免許停止または懲役刑もあり得ます。 http://www.njr.or.jp/
お礼
ご意見ありがとうございました。 早速相談をしてみようと思います。 消費者センターなどにも相談してみていましたが、教えていただいたところが一番的確な場所のようですね。 リンク先確認したところ、苦情の用紙もありましたので、明日記入して提出してみようと思います。
開発や宅造許可なんかは不要だったのでしょうね、あくまで貴方の住宅敷地でのお話ですね?。 これが大規模の・・・有り得ないか、小規模だから重力の上にLを載せると言うサーカス技をやってのけるわけでしょう。 既に出ていますが、役所がどこまで踏み込めるか、ここがポイントになって来そうですね。 役所では見に来た、されど明快な返答は無い・・・面倒臭がっているかな?。 これが違反建築住宅であったらまず何もしません、一家を路頭に追い出す事が現実として出来ないから。 擁壁の場合やりかえにどの程度の影響が出るか、居住は続けられる、であれば業者にどこまで食らいつけるか。 ある程度名の通った業者であれば応じるでしょう、名の通った業者がこなことしませんが。 業者へのペナルティーは出せますが、それと擁壁のやりかえを天秤にかけたらペナルティー(一時の業務停止や罰金など)の方が利益と考え甘んじて受ける、なんて馬鹿な話も有るかも・・・?。 とにかく役所には念押しですね、動き鈍ければその上の県に陳情、市は結論を出さざるを得なくなります。
お礼
アドバイスありがとうございました。もらった図面を画像にしてみました。 サーカス技になりますか? 役所の方は、親身になって聞いていただけました。 ただ、現在の状態であれば、構造上問題ありとなると、役所としては持ち主にしか指導を出来ないとかで、役所にいらっしゃる弁護士の方に相談されてみては?ということでした。 一度、そちらの方にも相談に行ってみようと思います。
#2です。 #1さんへのお礼と補足を読ませて頂きました。 やはり、無許可でしたか! だろうと思ってました。 L字擁壁自体の高さが、2.0m以上ですから工作物申請は必要です。 >重力式は、高さ1.5メートル、底辺(幅)90センチ とありましたので、高さの割に底版幅が大きいな~?と疑問に思ったんですヨ(相当土圧が大きい?)! もしかしたら#3さんの指摘するような擁壁なのかな~?と思たんですが、 #1さんへのお礼文で、 >図面上は20センチの重力式の上辺にL型が乗っている状態のようです。 と記述されているのを読んで、これはまずいと確信しました!! さて、困りましたね~。 安全性の保証がどこにもありませんね! 建物が擁壁の底版位置に及んでますか? 要するに、建物に影響無く擁壁の再築造が可能かどうか?です。 相談した時の役所の判断はどうでしたか? もう役所の知るところと成ってますから、再度相談しても良いと思います。 不安を持ったままでの生活は、耐えられないでしょう!! 業者が、構造計算書を提出してくれない時は、 ご自分で建築士会に出向いて擁壁設計の専門家を紹介していただいて、安全検証をしてもらうしかないでしょうね! その結果によって、どうするか?を決めるしかありません。 最も良いのは、業者が自分の不適切な工事を認めて、再築造する事なのですがね~! 難しい問題で、なかなか明快な回答が出来なくてすみません^^;
お礼
早速、回答をいただきありがとうございました。 もらった資料を画像にしてみました。左の平面図の赤のラインに沿って、右のような擁壁が組まれているそうです。 再築造については、幸いなことに駐車場部分ですので、建物には影響なさそうなのですが、今日、ほかの部分(西面と南面接合部)の重力擁壁の接合部が離れて来ている事がわかりました…。 明日にでも、売り主には伝えようと思いますが、このまま住めるのかも不安になってきました。 取り急ぎ、お礼までに。
- mr19m
- ベストアンサー率39% (217/556)
擁壁の地質等の情報がありませんので、安定している擁壁か、それとも不安定な擁壁か、判断しかねますが・・・・ 阪神淡路大震災の時、擁壁被害が結構あったように記憶していますが その中でも、2段擁壁は、「地震被害が大」と言うイメージがあります。 はじめは、重力式の高さだった土地面を、何かの理由で、かさ上げした? (高さ3.6mの、工作物申請を出さない為?) これらの擁壁工事は、何年前の事でしょうか? そもそも、何故、2段擁壁で施工したのか? >施工業者は、「問題なく安全」と言っているのですが 地震時に、崩れない根拠を示してもらうべきでしょうね!
お礼
ご意見ありがとうございました。 土地が、阪神大震災のエリアだけに、かなり驚いています。 どちらの擁壁も、施工業者が新設したもので、1年弱経っています。 なぜ2段か?という問いについては、未だに明確な回答はありません。 崩れない根拠を、書面で頂くように依頼してみます。
- char2nd
- ベストアンサー率34% (2685/7757)
#1です。 置換コンクリート基礎とする場合は、必ずしもL型擁壁の底版全体に置換部分がかかっている必要はありません。あくまでも、支持地盤の不足部分を補うのが目的です。 下の絵は、置換コンクリートの計算ソフトの入力画面ですが、右側の図が置換コンクリートを設ける場合の擁壁です(図では逆T型擁壁となっています)。この図では置換コンクリートが2段になっていますが、1段でも設計・施工は可能です。通常は3m/1段以内とします。又、この図のような平行四辺形の断面ではなく、通常の重力式に似た台形とする場合もあります。 http://aspcnet.com/product/okikae/screen_kihon_l.gif 建築確認が必要なのは、あくまでも地上高さが2mを超える場合なので、置換基礎部が1.5mでもL型擁壁の根入れが適性に行われていれば、擁壁の地上高さは2mに満たないでしょうから、この場合は建築確認は不要になります。 ただ、安定計算くらいはしていてもおかしくない事例だとは思います。
お礼
何度もありがとうございます。 すみませんが、施工業者に貰った図面を、画像にしてみました。 こちらで何かわかりますでしょうか? 安定計算は現在依頼していますが、もらえるかどうか…。
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お礼
皆さん、大変ありがとうございました。 本日、業者からの強度計算についての回答がありました。 「強度計算はしておりません。」 「擁壁は土地の土を抑えるものであり、建物は基礎及び基礎に杭打ちを行っておりますので、強度的にも問題ありません。」 と言うものでした。正直、でっち上げのデータが出た方がましでした。 また、先日見つかった西面(南面と直角に接合)の重力擁壁の(西面への)傾きを業者に見せたところ 「コンクリートの縮」 と言われました。2.5センチも南から離れてしまって、緩衝材が外れています。これを見ても、「もう少し様子見…」と更に言われてしまいました。 明日、役所と役所に居る弁護士さんに相談する予定です。 他にも良い、相談先などご存知でしたらよろしくお願いします。
補足
補足です。 先ず弁護士に相談に行きましたところ、構造計算などは建築士に相談となり、建築士を紹介いただきました。 その後、市に図面を見せに行ったところ、 「この構造であれば、申請がいりいましたね。」 「ただ、建築後になるので、市としては、業者にも何とも言えないし、申し訳ないですが、何もお手伝いできません。」 という事でした。 何のために、申請が必要なのでしょうか…。 これでは、違法な建築を何でも野放しという事では? と質問しましたが、同じ回答をするばかりでした。 残るは建築士協会と紹介頂いた建築士のみです。