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活火山でゴミを燃やせますか?
先日知り合いと環境問題のことを話していたら、知り合いが次のようなアイデアを出しました。 「ゴミや産業廃棄物を焼却するのに、焼却場ではなく、活火山に入れてしまえば?」 普通活火山の近くには人家は少ないでしょうから、近隣への配慮も少なくて済むでしょうし、また、中はかなり高温のようなので、ほとんどのものは燃えて(融けて)しまうでしょう。 活火山までの運搬方法やコスト、どうやって火口に入れるかのなど問題は多そうですが、ここで聞きたいのは、もしゴミや産廃を火口に投げ込んだ場合、全部燃えてしまうのでしょうか?ということです。 あるいはその場合、副産物としてへんてこな化学物質でもできてしまうなど、別な環境問題が起こるでしょうか? そしてこの方法は有効でしょうか? 盛りだくさんの質問ですが、よろしくお願いいたします。
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プラスチックのリサイクルを研究してる者です. 例えば,火口に常にフレッシュな溶岩が顔を出している場合を想定します. その場合,プラスチック以外の材料を含め,ほとんどの成分が燃えてしまうと思いますよ. 金属や無機物はとけて溶岩と混ざってしまうでしょうね. 温度が非常に高いので,ダイオキシンなど,害になるような成分も出ないと思います. ただし,その方法はコストが非常にかかりますね.危険だし. 現在,お金をいくらでもかけていいなら,大抵の廃棄物は処理が可能ですよ. だから,その処理方法は普通は選択しませんよね. 廃棄物処理について誤解されているようですが,要素技術はもうほとんど 出揃っているんですよ.問題はコストなんです. 「火口に捨てる」というのは,ゴミをロケットに載せて太陽に打ち込む, というのと同じような感じですね.
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温度は充分に高いと思いますが(発火点まで)、 燃やすには酸素が必要なんですが火口内に十分あるんでしょうか? 火山ガスだと結構比重が重そうなんですが、 火山ガスが充満していて酸素が無いかもしれせんよ、 酸素が無い状態で高温にすると他の元素と化合して別の有害物質が出るかもしれませんし、 ゴミの水分が別の問題を起こすかも(鋳物工場で溶けた鉄が地面に撒かれている砂の水分を一気に蒸発させて爆発事故がおきた事があります)。
こんにちは。 どっかで見た事ある質問だなぁ・・・ って思って探してみました。 否定派が多いみたいですね。 すみません。回答ではないのですが 参考になれば、幸いです!
お礼
ご回答ありがとうございます。 なんと、同じ質問があったとは驚きました。 私なんぞはこのアイデアを聞いたとき、そんな突飛なこと・・・と思ってしまい、とりあえず活火山を調べたくらいでした。 しかも、活火山への処分を研究している学者さんがいるとは、世の中広いですね。
- akubihime212
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考え方は、面白いですが、現実性はないです。 どうやって持っていく、どうやって掘り込むなどは別にして、・・・ まず、なぜ火山が大爆発を起こすかです。 マグマが上昇してきて、ガスが溜まって、耐え切れなくなって、爆発するわけです。 ですから、今のゴミの中には、いろんな物質が含まれています(例え、生ゴミといえど、自然界にあるものばかりじゃないですよね)。 完全に燃えてしまったとしても、不純物が残ります。 その不純物が、溜まってきて、耐え切れなくなった時(有害物質のことは別にしても)、自然の状態よりは、人為的に作られた環境のため、想像できない様な爆発が起きる可能性があります。 自然の大噴火でさえも、時には大きな自然災害を引き起こすくらいですから、人為的なら、地球環境が大きくダメージを受ける爆発になることが考えられますよね。 ですから、そんな危険度の高いことは、誰もしようとはしません。 掘り込んだゴミは、何らかの形で、分解されるはずで、なくなることにはなりません。 環境問題以前に、想定できますから、誰も実施しないわけですよ。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 そうですか、火山の大爆発を引き起こしてしまいますか。 これではとても危なくてできませんね。
- snowbees
- ベストアンサー率22% (173/760)
ごみの焼却処分は、果たして、ベストな方法でしょうか?ごみ対策は、3R(reduce, reuse,recycling)と言われます。欧州に倣って、ごみの根源に遡り、対策すべきでは。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 全てのゴミが3Rで対策できれば良いですね。 しかし現実問題として、私の住んでいる田舎では今も産廃が混じっている(と思われる)ゴミが建設残土と名前を変えて、持ち込まれています。 これに対する環境行政に関することは別の機会に譲るとして、この手の問題がおこったとき常に存在するのが、「もし行政的にこの不法投棄を処分できても、同じことが他の地域でも場所を変えておこるだろう」と言うことです。 それで、何か良い処分方法はないか?と考えていたら、質問のような突飛なアイデアが出たわけです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 酸素が無くても、有害物質が高熱でなんか別の無害な物質に変わってくれないかなあ~なんて、甘い考えを持っていました。考えてみれば逆の可能性もありますよね。