主に米国を背景として(米国弁護士の多くと付き合いあり、米国での裁判・仲裁(複数)経験者です):
lawyer/attorney -- lawyer は「弁護士」でいいですが、attorney は「弁護士」以外の意味もあります。ただ、弁護士を意味している使われる事が多い。
attorney の意味は、an agent, a person authorized to act on another's behalf です。 で、よく出てくる語としては attorney-at-law と attorney-in-fact (どちらも-はなくてもいいです)です。 前者は日本で言うところの「弁護士」で後者は「代理人」といったところです。前者を意味するときに attorney だけ(会話などでは)も多いです。 "He is an attorney." といえば,通常は弁護士です。また、attorney は、Attorney General といえば、米国の司法長官の正式名です(日本で言ったら、法務大臣と検事総長が一緒になった感じでしょうか)。
米国で20名くらいの弁護士と知り合いになりましたが(一部は今もつきあっています)が、全員、名詞には Attorney-at-Law (Attorney at Law)で、Lawyer と書いてある名刺を見た経験は個人的にはないです。
また、彼らは弁護士業をやっていることを "I practice law." などとも言っています。
英国の弁護士とも接点は少しありましたが(訴訟)、「弁護士」は Solicitor という名詞でした。(barrister とのちがいはご自分で見ておいてください)。
trial/court -- trial とは「審理・公判・裁判」という意味合いです。民事・刑事の事実上または法律上の争点についての審理です。courtは「法廷」です。ですから、 trail と court は全く別物です。
米国は州によってlegal systemが違いますが、基本的には 第一審が trial court で控訴審が appellate court です。前者がtrial court で後者は"trial" court ではないです。また、日本は地裁ー高裁ー最高裁で名前が統一されてますが、米国は州によっていろいろな名前になっています。
Hope this helps.
お礼
大変詳しい説明を回答頂き、ありがとうございます。 読ませて頂き、思ったのですが・・・ 私の場合、単語というよりも法律用語そのものも勉強不足でしたね(><) でも、おかげさまでどちらも詳しく知ることが出来ました。 又、弁護士をしていますというのを「I practice Law」というのも初めて聞きました! 知らない私が聞いたら”この人法律を勉強しているんだ”と思ってしまいそうですが 辞書にも"開業する”という意味と書いてあり、なるほどーと思いました。 お仕事などで英語に関わってらっしゃる方の解説は 本当に為になります☆ おかげさまで勉強になり、疑問もとってもすっきりしました。 ありがとうございます。