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「子葉」について教えてください
有胚乳種子における子葉の役目は何でしょうか。 定年後、趣味で植物学をやりはじめました。さて、「種 子の発芽のためには養分が必要である。発芽のための養 分を胚乳に蓄えている有胚乳種子と、子葉に蓄えている 無胚乳種子がある」という所で疑問が生じています。 それは、「では、有胚乳種子における子葉の役目は何で しょうか」という疑問です。本やインターネットを、ざ っと、調べた限りでは説明がされていません。あるいは 分かっていないのでしょうか」有胚乳種子においても、 子葉は胚乳とともに養分である」というように想像して いますが、本当はどうなのでしょう。どなたかお教え願 えれば幸いです。
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基本的には、補足のお考えでよいと思います。種子中の「子」は正確には「胚」と呼ばれます。その胚は「幼根」「幼芽」「胚軸」「子葉」から出来ています。それぞれ根・芽・茎・葉になります。 有胚乳種子は、カキのように巨大な胚を持つ種子もありますが、一般的には胚が大変小さいものが多いのです。それらは、発芽前に胚乳の栄養で大きく成長してから発芽することになります。 無胚乳種子は、胚を大きく成長させ、子葉に一部栄養を貯蔵し、素早く発芽します。 どちらが進化しているのかは難しい問題です。植物の進化の過程は胚乳があったものから進化したと考えられていますが、無くなったり、また復活したりとそれぞれの植物は独特の進化をしてきました。例えば最も進化した植物といわれますランは、胚乳を持ちませんが、胚は極めて小さく子葉にも栄養を貯蔵していません。ラン菌と呼ばれます特殊な菌から栄養を得て発芽します。
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- suiran2
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種子は動物の卵と違いまして親の体の一部です。それでは子は何処かと言いますと、それが子葉です。種子における子葉の役割も何も、種子は子を残すための器官ですから、子葉がなければ全く意味をなしません。 「種子」は、子葉という子供が成長できるようにするためのもの、いわば「ゆりかご」です。 有胚乳種子は、その「ゆりかご」に子供用の食物(胚乳)をたくさん蓄えておいて、小さな子供でも大きく成長できるように考えたものです。 無胚乳種子は、子供をもっと大きく成長させておけば子供用の食物はいらなくなります。単に芽生えまでの保護を「ゆりかご」に託しただけのものです。ですから無胚乳種子の方が進化しているといえます。
補足
植物に関しては全くの素人ですので、大きなかんちがいをしていると思います。 「有胚乳種子から無胚乳種子に進化したと考えられている」というので、もちろん移行型があると考えますが、理解のために便宜上、2つに分けると、次のようでよいでしょうか。 有胚乳種子の場合、 子葉は生命としての個体(細胞の集まり)であり、養分(生命ではなく有機化合物など)は胚乳より受ける。 無胚乳種子の場合、 子葉は生命としての個体(細胞の集まり)である。その子葉は、種子の中で、すでに十分に大きく育っているので養分は必要ない。あるいは、少量の養分が必要なだけである。この場合、あえて胚乳を要するほどではなく、子葉の中に少量の養分を持っていればよい。
- owata-www
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>子葉も痕跡器官と考えていいでしょうか? ? 子葉のどこが機能がなくなっていますか? なぜ、痕跡器官だと思ったかわかりませんが 子葉は痕跡器官ではありません
お礼
ありがとうございます。まずは小学生用の参考書で勉強はじめました。小学生用は簡単かと思ったら、話が飛躍しすぎているためか、かえって誤解をしていたことが分かりました。
- owata-www
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そもそも子葉というのは 種子植物で種子の中の胚にすでにできている“最初の葉”です 無胚乳種子の場合は胚乳の変わりにその子葉に養分を蓄えているだけです ちなみに無胚乳種子は有胚乳種子から進化したと考えられています
補足
早速のご回答ありがとうございます。男性の乳首、ヒトの尾てい骨、ヒトの盲腸と虫垂、クジラの後肢など、退化して、小さくなったり、外見上は見えなくなってはいるがなごりがある器官があります。痕跡器官というそうです。子葉も痕跡器官と考えていいでしょうか?
お礼
疑問が解けました。ありがとうございました。