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イギリス英語の「t」の発音の仕方について
イギリス英語の本(CDつき)を買ってみて、教えていただきたいことがあったのでよろしくお願いいたします。私自身、日本にあるテキストで学んでいたので米語の発音になっています。でもイギリス英語の発音にも興味をもって是非勉強したいと思ったのですが、米語とかけ離れている部分が多く教えていただきたいと思いました。 Tの発音:イギリス英語の本にイギリス英語のtは声門閉鎖とあります。letterはle'er, betterはbe'erと発音されると書いてありました。カタカナで発音を表現するとしたらletterは レア、betterは ベア、というかんじでしょうか。全くtの発音をしない(発音しないなりにもそのtの部分は音のない空間があるとは思うのですが)のでしょうか。 Aの発音:本にクイーンズイングリッシュでは[a]の発音を長めに・・・とありますが、auntが例にでていましたが、結局は米語でエアント(発音記号がパソコンで打てないのでこう表現します。)だけど、英語ではアーントという感じになるということでしょうか。
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イギリスに限った話ではありませんが、イギリスでは地域ごと、また階級ごとにアクセント(訛り)があるので、一概に「イギリス英語」ということは難しいかもしれません。以下、おおざっぱに書きます。 まず「T」音ですが、声門閉鎖はロンドンの労働者階級アクセント(いわゆる「コックニー」)などで起こるのは事実です。上流や中流のアクセントでは起こりませんが(この場合、「T」はしつこいほど強く発音されます)、最近の「エスチャリー・イングリッシュ」と呼ばれるぱきぱきしたしゃべり方(ブレア首相など)は中流アクセントとコックニーのミックスなので、声門閉鎖も起きているかもしれません。一方、「A」音が長くなるのは、イングランド南東部(ロンドンやケント州、サリー州など)の上流・中流階級アクセント(いわゆる「クイーンズ・イングリッシュ」)です。これを前提としてください。 「T」音の声門閉鎖は、むりやりカタカナで書くと、letterは「レッッァア」、betterは「ベッッァア」、waterは「ウォッッァア」のような感じです。なお、声門閉鎖になる「T」とならない「T」がありますが、詳しいことは、glottalというキーワードでウェブを検索してみてください。(検索絞り込むにはcockneyを付け加えるとよいかもしれません。) 「A」音が長くなるのは上に書いた通り地域&階級限定ですが、auntは「アーント」という感じです。同様に、askは「アースク」、flatは「フラーット」のように聞こえます。aの長音(発音記号が書けないのはこういう時は不便ですね。farのarの音です)に近いです。っていうか、同じ音かもしれません。(実際の場面ではそこまで神経配って聞いていないのでいいかげんな答えですみません。) 補足ですが、イングランド各地の地域別アクセントを解説した本も出てます。今手元になくて、さらに書名は忘れてしまいましたが、版元はOxford University Pressだったと思います。書名にDialogueが入っていたと思います。もしご興味おありでしたら探してみてください。
- 参考URL:
- http://www.oup.co.uk/
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- ROYFF
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No.2の者です。 <ところで両方住んでみて、そして両方で英語を話してみて、英語、米語にどのような感想というか、イメージをお持ちでしょうか。やはり英語の方が上品なのでしょうか。> 私の場合、米国(6年)→日本(3年)→英国(1.5年)→米国(3年)→日本と渡り歩き現在に至っている、言ってみれば米国派です。 その私の英国英語の印象は次のようなものでした。 (1)響きがきれいで上品な言葉を選ぶ傾向が強い。 2度目の米国生活では、意識的に英国英語を使って見せる場面が結構ありました。 でも米国人はほとんど気にしません。 (2)英国人は口を余り開かずに話します。 テレビでBBCのアナウンサーを見ると、ほとんど腹話術。 口を大きく開け唾をとばさんばかりに喋る米国人にとってかなり聞きにくい英語になります。 (3)発音ではなく話しの内容になりますが、英国人の話は非常~にまわりくどい。 日本人に近いとも言えますが、仕事上でYes/No Questionをしているのに長~い説明を頭痛がしてくるほど聞かされてた挙句、答えが解らない、の世界。 What is your point ? のような米国英語の質問をすると、すごく嫌な顔をして、また長々と説明が返ってきます。 『英国では質問をすると、答えでなく説明が返ってくる』と言っていました。 <今の日本で特別海外に住む予定もなく、そうなると米語の方が使う頻度が多そうなのですが、私としては綺麗な英語を話して、そして学んでいきたいななんて思ったりもしています。> 両方を組合せて自分流の英語が出来れば面白いとも思いますが、一般的にはビジネスには米国英語、文学には英国英語、という分担になるのではないでしょうか。 米語・英語の違いには、文化的・歴史的な背景が大きく影響していると思います。 移民の国である米国では、とにかく正確に伝える事が優先され、表現の方法や微妙なニュアンスなどは後回しにならざるを得ないわけです。
- YW1
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私の個人的な印象から、所謂、Queens Englisshの場合、 中間にある”T"もしっかりと”T"と発音されるようです。また、”er”,”ir"の”r”をあまり響かせないし,あっさりと,あまり口を開けずに ”アー”と発音するようです。階級によって、区別がつくほど、発音に違いがあると 思います。アメリカとイギリスで特に差を感じたのは、”A"の音です。”ask", ”answer"などの 最初の”a"です。 私が経験した範囲では、アメリカ人は、アとエの混じった”エァ”みたいな短めの音で, イギリス人は 口をやや広めに開けて,゛アー”と長くするようです。 私個人では、イギリス式発音を使っているようです。
お礼
回答ありがとうございます。みなさんのおかげで大体ですがイギリス英語の発音というものがわかってきました。米語、英語、どちらが良いというのはないと思うけれど、今までエァと発音していたものをちょっとアーという感じにかえてみたいななんて思いました。イギリス英語、全部かえるのはちょっと難しすぎるかな、私には。どうもありがとうございました。
- chippie
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No.1で回答した者です。 > 標準イギリス英語でtを発音する場合、どのように発音するのでしょうか。 例でしか説明できませんが,よく「timeが『チャイム』と聞こえる」と言いますね。 betterとかletterはその本のCDに収録されてませんか?カタカナで書くのはとても難しいですが,中・上流アクセント(多分この階級のが“標準”)ではbetterは「ベ・ター」,letterは「レ・ター」のようになるかと思います。「タ」は上の前歯の歯茎と歯の境目に舌先を当て,すばやく舌を下げながら,強く勢いよく発音します。(「・」では声門が閉鎖されてます。声門閉鎖については,私の記述ではちょっと不正確かもしれません。音声学のサイトに説明があると思います。検索してご確認ください。)労働者階級アクセント(これを“標準”ということは稀)では,この部分の「T」が欠落するので,le'er, be'er(カタカナはNO.1をご参照ください)となるのです。 参考までに,米語では語中でかつ母音直前の「T」音は「L」音になる傾向があり,そのためNo.2さんのお答えのように「ベラー」「レラー」というような音になります。(「T」と「L」は音を出す時の舌の位置などとても似ています。) 音の話は,文字で説明されるより,実際に聞かれた方がわかりやすいかと……意識して聞いてみてください。音がわかると思いますよ。
お礼
どうもありがとうございます。それが私のCDでは、その標準とされるTの発音が「ベ・ア」「レ・ア」になっているのです。それでちょっと混乱しているというわけなのです。イギリス英語、アメリカ英語、意識すれば一応区別出来るくらいのリスニングは出来る(はず・・・)なので、でももう一度色々調べてみます。ありがとうございました。
- snowbees
- ベストアンサー率22% (173/760)
"british-england local accent"を入れると、下記を含めヒットします。下記のサイトは、queens,estury, cookenyなどの特徴を、コンパクトに説明しています。私個人の経験では、インテリは、oftenのTを強調する様に思います。
お礼
解読するのにちょっと時間がかかりそうですが、頑張ってみます。ありがとうございました。
- chippie
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No.1回答者です。誤りを訂正に来ました。 最後の行ですが, × 書名にDialogueが入っていたと思います。 ○ 書名にDialectが入っていたと思います。 ややこしい間違いをしてすみませんでした。
- ROYFF
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英・米に住んでいる間、『英語』と『米語』の違いで気づいた事を含め書いてみます。 "T" Letterを『レラー』、Betterを『ベラー』、Littleを『リルー』と発音する人は多いですが、英-米の違いではなくどちらにも同じようにいたと思います。 何回も繰返し発音すると自然にそうなりませんか? 以下は"T"に関連して "Often"の"T"は、英語では発音するが米語では発音しないのはご存知ですよね? "Centre" "Theatre"(何れも英)のように、スペルが異なる場合も結構あります。 "A" auntは英・米 それほど違いなく『アーント』と発音していたと思います。 ロンドンのフルーツショップで米語の発音で『Apple』と言ったら、そんなきたないAmericanを使うな、と直された事があります。(日本語のアの発音に近くして少し伸ばす感じ) その他 英国と米国で、同じものに対して使われる言葉でもかなりの違いがあります。 一般に英国の方が響きが良くて上品な場合が多いのは歴史の違いからくるのでしょうか。 (1) After you (英) v.s. Go ahead (米) (2) Lovely (英、様々な場面で多用される) v.s. Great, Nice, Excellent等 (米) (3) Precisely (英) v.s. Exactly (米) (4) Tube (英) v.s. Subway (米) (5) Mind the Gap (英) v.s. Watch your Step (米、例外的に米の方が発音がきれい) (6) Ruler (英) v.s. Scale (米) (定規です) (7) How do you do (英) v.s. Nice to see you (米) (米でHow do you do は先ず使いません。何故かここだけ日本では『英語』で教えるのは非常にConfusingです) (個別の和訳は大半について省略させて頂きました) 古いディズニー映画ですがMary Poppinsを見て頂くと、米国人が意識的に『英語』を使っていると思われる部分も多く、面白いと思います。 余談になりますが、ビルの1階は、英国では我々の言う2階になります。(エレベーターで1を押すと2階に着いてしまう) 英国で地上階はGround Floorと言います。 米国は我々と同じ地上階=1階です。 Toiletは英国では使えますが、米国では違った意味になります。(英=お手洗い、米=便器) まだまだ色々ありますが、今回はこの辺で。 何かあったらまた聞いてください。
お礼
回答ありがとうございます。英・米どちらにも住んだことのある貴重な方のご意見とても嬉しいです。ところで両方住んでみて、そして両方で英語を話してみて、英語、米語にどのような感想というか、イメージをお持ちでしょうか。やはり英語の方が上品なのでしょうか。今の日本で特別海外に住む予定もなく、そうなると米語の方が使う頻度が多そうなのですが、私としては綺麗な英語を話して、そして学んでいきたいななんて思ったりもしています。
お礼
素速い回答ありがとうございます。私の買ったイギリス英語・トータルブックには声門閉鎖のtの発音は標準イギリス英語でおこると書いてあり、なかなかどれが絶対に正解というのはないのかなと思ったりしました。ということは、ほんとは標準イギリス英語でtを発音する場合、どのように発音するのでしょうか。もしよろしければletter,betterを例に教えてください。