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メンデルの『分離の法則』と『独立の法則』(過去ログは見たのですが)
よろしくお願いいたします。 『分離の法則』と『独立の法則』なんですがいまいち違いが わかりません。 過去にも頻出の質問ですし、ログを見て、wikipediaも見たのですが しっかりとわかりません。 端的にいうと両者はどのような違いがあるのでしょうか ご教授ください。お願いします。
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端的にいう自信はありません。様々な参考書等をよく読んでください。 『分離の法則』と『独立の法則』は全然別の話をしています。 対立遺伝子は体細胞では2つで一対ですね。 Aa これは相同染色体が2本ずつあることと対応しています。 X X 相同染色体の片方にAが、片方にaがのっているとお考えください。 AX Xa 減数分裂で2nがnになりますね。 相同染色体は分かれて別々の配偶子にはいります。 このとき、Aとaも当然、相同染色体の動きに合わせて別々の配偶子にはいります。 ←AX Xa→ これが分離の法則です。 次。Aa と Bbという2つの対立形質を同時に考えます。 細胞のなかでは次のような状態になっていると考えてください。 (X、xは染色体のつもりです。) AX Xa Bx xb 減数分裂で2nがnになります。 相同染色体は分かれて別々の配偶子にはいります。 併せて遺伝子も別々の配偶子にはいります(分離の法則)。 このとき、このように分かれることもあるし、 ←AX Xa → Bx xb このように分かれることもあります。 ←AX Xa→ bx xB このとき、A、a、がどの配偶子に入るのかはランダムに決まります。 B、b、がどの配偶子に入るのかもランダムに決まります。 A、aの動きにB,bは関係ありません。逆もそうです。 Aaの行動はBbから独立しています。これが独立の法則です。
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- gramin
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遺伝子座(または形質)と対立遺伝子の違いをわかっていないと、 『分離の法則』と『独立の法則』の違いがわからなくなってしまうようです。 この辺からよく理解した方がよいと思います。
- TTOS
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メンデルはエンドウの対立形質について遺伝の実験をし、遺伝の法則を導き出しました。 種子の形を決める遺伝子は「まる」と「しわ」 子葉の色を決める遺伝子は「黄色」と「緑色」 種皮の色を決める遺伝子は「有色」と「無色」 など どの形質も、おしべとめしべからひとつずつ遺伝子をもらいます。すべての形質について、2つずつ遺伝子を持っています。 また、どの個体もおしべやめしべから子供に遺伝子を渡すとき、2つずつ持っている遺伝子の一方だけを渡します。2つ持っている遺伝子を分離し、それぞれを別の子供に渡すので、これを「分離の法則」と呼びます。 遺伝子を分離するとき、種子の型の遺伝子と子葉の色の遺伝子は、互いに無関係に(独立して)分離します。それが「独立の法則」です。
- antagonist
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分離の法則は、 Aa(相同染色体)→A(配偶子)+a(配偶子) BB(相同染色体)→B(配偶子)+B(配偶子) など体細胞で対になっていた遺伝子が分離して別々の配偶子に入ること 独立の法則は、 たとえば、AaBbという遺伝子が分離の法則に従って配偶子に入るとき、Aaの分離、Bbの分離によってA(またはa)は自由にBまたはbとペアをつくることが出来、結果として、AB、Ab、aB、abという配偶子が作られること。 つまり、分離の法則と独立の法則の違いは、分離の法則がAa、BBなど対になる遺伝子が分離される過程で、 独立の法則が分離の法則のおかげで対になっていない遺伝子(Aに対するBやb)と自由にペアが作れることと言うことができるでしょう。